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｢雄登なんかだいっっっきらい！！！！！｣
やべぇ。かんっぜんにAを怒らせた。
涙目でキッと俺を睨んで出て行ってしまった。
浮｢今度は何したの｣
『何もしてないし！！俺は悪くない！！』
浮｢Aかわいそ、早く迎えに行きなよ。どうせ実家でしょ？｣
『俺も言い過ぎたから頭冷やそうと思って』
浮｢どうせAの好きな物那須が勝手に食べたとかでしょ｣
『……うるせーよ！！あんなに怒ると思わなかったし！』
浮｢ここのケーキ屋さんの〜〜〜、買うといいよ｣
『え？』
名前書いてなかったもん。また同じ物買ったら許してくれるかな、、、と思ってたら浮所からの情報。ありがとうこのチャンスは無駄にしない。
｢げ｣
『ごめん！！！俺が悪かった』
｢雄登……｣
『許して欲しい』
｢それ………………限定のやつ！？え！？わたしが食べたかったの知ってたの！？｣
『……』
｢雄登大好き！！！！！ありがとう！！！！｣
……ちょろすぎない？大丈夫？
ありがとうー！って言いながら抱きついてくれるのは俺得でしかないけどさ、逆に心配になってくるんだけど。
『許してくれる？』
｢次からはやんないでよね！｣
『名前書いとけよ』
｢はー？私と雄登しか住んでないのに雄登が買った覚えのない物が雄登の物なわけが無いでしょうが｣
一理ある。これからは買い物も一緒に行こう。
『前言撤回してくれる？』
｢何の話｣
『大っ嫌いって言ったでしょ』
｢えー？？？？？言ったっけ｣
ルンルンでケーキを食べ始めてるけどAにはどうしても大っ嫌いは撤回して頂きたい。
俺は大好きだし。とぼけてもダメだよ、絶対にもう1回ちゃんと大好きって言ってもらう。
『雄登くん大好き、は？』
｢そもそも誰のせいだと思ってるの？｣
『俺のせいだけど、！大っ嫌いはダメ！』
｢さっき言ったじゃん｣
『ちゃんと！なんならちゅーもして！』
母｢あらぁ、雄登くん大胆ね｣
｢おかーさん！！いたの！！｣
ガチャリとリビングのドアが開けばニヤニヤと顔を覗かせるAママ。……やってしまった。恥ずかしい。
｢……部屋行こ｣
『ちゅーしてくれるの？』
｢しない！！！！お母さん帰ってきたから部屋に戻るの！なんで喧嘩した後いつもキス強請るの！？｣
母｢ママのことは気にしないでね！雄登くん頑張って！｣
ほら、許可も出たし。部屋でイチャイチャさせてもらいますからね！
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作者名：スナ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/6BiBiBiBiBiBi6
作成日時：2022年1月16日 20時
