幼馴染以上家族以下

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スーツ、下着、ストッキング、軽い服、ハンカチに…




『は？』

｢は？｣




は？と言われたから、は？と返したのになんかキレられた。
こっちは明日からの出張準備で忙しいんだわ！
スーツケース重いわー




『え、待って待って何してんの？』

｢出張の準備｣

『聞いてない』

｢言ってなかった？でもカレンダーには書いてあるよ？｣




聞いてない！そんなの見ない知らない！出ていくのかと思った！と1人で大騒ぎする雄登。
いやいや、仕事だし。
キレたと思えば騒いで今度は拗ねだした。情緒不安定かな？大丈夫？




『俺もついてこっかな』

｢何言ってんの？｣

『出席日数余裕だし…』

｢ダメだから｣




そんなにシュンとされましても。
たったの2日じゃん！？てかほぼ1日じゃん！？
結婚するまでこんな感じだったじゃん。




『ねーえーAー本当に行くの？』

｢仕事だから｣

『うん、わかってる…作ちゃんもいる？』

｢んー、あー、いるね｣




スーツケースと格闘してる私を後ろから抱きしめてきて、なんかモゴモゴ言ってる。てかいつ作間くんと仲良くなったんだ。
あ、これダメだ入んない。




『じゃあお風呂一緒に入ろ？』

｢どこからその話出てきたの｣

『いい？』

｢ヤダ｣

『お願い』

｢耳元で喋んないで｣




耳にちゅーして首にちゅーして構って構ってとうるさい。
本当に昔の雄登からは考えられないわ。
どうせ私がいなかったら浮所とかと遊ぶくせに。




『じゃあしよ？』

｢明日早いからそんな時間はありませんー｣

『何言ってんのまだ19時だよ？ね？いいでしょ？22時に寝るとしてもまだ3時間もあるんだよ？余裕でしょ』

｢はいはい退いて｣

『寂しい！寂しいから！俺Aいないの寂しい！』




ほら俺言いましたよ(ドヤ)みたいなのいらないから。




｢そんな子犬みたいな目で｣

『A早く寝たいんでしょ？お風呂入って来なよ』

｢え、何それ怪しすぎる｣




結局お風呂に突撃されたし。22時に寝る宣言したのに3回もしてしまった。大学生怖い。




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