幼馴染以上家族以下 (ページ27)

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なんだか疲れた1日だった。
あの後また囲まれ、事情聴取的な感じで雄登の友達にお祝いされ、打ち上げにまで誘われた(行かなかったけど)

｢なんでやり直し？｣

『昔言ってたじゃん、王子様と結婚するんだーって』

｢そんなの言ってたっけ｣

『忘れたの！？その後に俺はAの王子様？って聞いたら｢Aの王子様はりょーくん！｣って玉砕』

｢忘れたなー｣

『それに、まあ、うん、』

｢何？｣

『プロポーズっていうプロポーズしてなかったし』

んじゃあ結婚しちゃう？のノリでしたもんね。
王子衣装重かった！肩こった！もう二度と出ない！浮所許さねぇー！とブーブー文句言いながらも楽しかったんじゃないかな。

『てかさーAヤキモチ？』

｢何の話｣

『俺が女子に囲まれてるの嫌だったんでしょ』

距離を詰めて尋ねられる。浮所余計なこと言ったな？

『正直めちゃくちゃ嬉しい』

｢嬉しい要素とは｣

『だって今まで俺にそんな感情抱いたことないでしょ、』

｢確かに｣

『なんて言うか、なんだかんだAも俺の事大好きじゃん！てなった』

本当に嬉しそうにする雄登。
なんで今までちゃんと雄登の方を向いてこなかったんだろうと思った。
雄登は昔からずーっと私に好きをくれてたのに。

『！？』

｢疲れたしもう寝よー｣

『ねえちょっと待って！なんで今ちゅーしたの！？急すぎ！もっかいして！？』

｢明日わたし仕事なんだー｣

『そんなの関係無いから！』

｢おやすみー｣

『ちょっとA！！え！今日こそソウイウコトするべきじゃない！？ねえ！愛を！！！確かめ合おうよ！！！え？寝るの？本当に？マジで言ってる？ねーえー！』

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