幼馴染以上家族以下 (ページ20)

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A今日後輩達と飲み会行ってくるー!

俺に連絡することを覚えたA。
いいよー行っておいでーと返したものの、飲みすぎないよな？と不安になる俺。

迎えに行くから帰る時間わかったら教えてね
Aらじゃ!

さてと、待てども待てども来ない連絡。
もっとこまめに連絡しろと言えばよかった。
店わかんねーしな、どうしようも無い。

｢ゆうとぉ！ただいまー！｣

インターホンが鳴ってまさかなと思えば案の定ベロッベロのAが。
こいつ…ほんっとに…！

心の中で苛立ちを沈めてからエントランスのロックを解除しようとした瞬間、

作｢先輩大丈夫ですか？｣

｢へへ、だーいじょうぶ！｣

作｢…心配なんで上まで送ります｣

男！？A男と帰ってきたの！？
動揺してると玄関のインターホンが鳴った。
えー俺どんな顔して出れば？今すっげー険しい顔してるぞ？
意を決してドアを開けるとこれまたイケメン。…まじかよ。

｢おうちだ！作ちゃんありがとーばいばーい｣

作｢えーっと、…お届けものです｣

『……送ってもらってありがとうございました、』

作｢ほんっとうに先輩とは何も無いので！安心してください！ただ俺は送り届けただけなんで！｣

開けると共になだれ込んで首に手を回して抱きついてきたAを抱きとめて、とりあえずイケメンにお礼を言う。

｢ゆうとー！だあいすき！！ちゅーしよー！！｣

『A1回黙れ、ちゅーも後で』

作｢いや、うん…ラブラブですね｣

『本当にすみません、』

今度会えたらAさんの惚気てたこと伝えますね！と爽やかに帰っていったイケメン。何ソレ、気になる。
てか雄登って…大好き…ちゅーしよって…俺を殺す気か？

所謂お姫様抱っこをして、とりあえず寝室までAを運ぶ。

｢ゆーとだーいすき！…きゃー！言っちゃった！｣

『それ朝起きて覚えてたらもっかい言って』

｢えー？｣

『そしたら許してあげる』

｢んふふ、お風呂入るー！｣

『死ぬぞ』

手出さない俺えらい。すごいぞ俺。
ご所望だったおやすみのキスだけして、すごい勢いで爆睡しだしたAの横で俺も寝る。…寝れるかな。
マジで明日は説教タイムだな。

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