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玲蘭side
玲蘭「あれ食べたい！」
私が指さしたのはわたあめのお店。
切島「ふわふわだな」
玲蘭「かわいいし美味しい最高の一品だよ」
わたあめを売っていたのは おじいちゃんで、お金を払おうとしたら「いいよいいよ」と言われた。
そんなそんな、、！と言ったものの、「若者カップルだろぅ？笑顔で食べてくれりゃぁそれでいいよ」と返され、結局タダで頂いてしまった。
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玲蘭「おいしぃ〜！」
久しぶりに食べたわたあめの美味しさに、思わず頬が緩くなってしまう。
切島「美味そうに食うなぁ、」
鋭児郎は、いつの間にか買っていた焼き鳥を食べながらそう言ってきた。
玲蘭「だって事実美味しいし」
切島「あははっ」
その顔で世界救えるんじゃない？というレベルの満点の笑顔を見せてくれる。
わたあめを食べ終わった時の時刻は8時。
あと30分で花火が始まる。
切島「花火、もっと見やすいところ行こうぜ」
その一言が、その気遣いがとっても嬉しかった。
玲蘭「うん ｯ！」
語尾が跳ね上がるような返事。
鋭児郎は既に見やすいところを把握していたそうで、すらすらと歩いていった。
比較的人も少なくってよかった。
少し階段を登ると、辺りが開けた。
鋭児郎曰く、ここが神ポジらしいので そこで花火が始まるまでお喋りしていた。
そして始まった、花火。
良く晴れた夜空を切り裂くように上がってゆき、大きな音と共に、花が咲く。
花火は、絶えることなく上がった。
時に赤く、時に青く、時に黄色く。数々の色を煌めかせ、散る姿が どこか儚くて。
多くの人を虜にさせた上、私を有頂天にしてくれる花火は、10分程でフィナーレを迎えた。
内側は赤く、外側は蒼白い花。 夜空を彩る色彩は、ぱらぱらと音を立て、やがて散った。
切島「藍ｯ！！」
玲蘭「！」
花火が終わり、周りの人々が帰りゆく中で 鋭児郎はその人々の足を止めるくらいの大きな声を出した。
鋭児郎の方を向き、手を後ろで組んだ。
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おもち(プロフ) - 抹茶タピオカ2号さん» 抹茶タピオカ2号さん、コメントありがとうございます！勿体ないくらいの褒め言葉ありがとうございます(＞＜) 推しが原因の尊死はもはやあるあるの域ですね:-) (2020年5月21日 1時) (
レス) id: 753b9a62df (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - おもち。さん» とても面白かったです( ≧∀≦)ノ神作神作神作神作神作神作((殴もう作者様の文才が天才&推しが尊過ぎて死にそうだは(*;ﾟ;艸;ﾟ;) (2020年5月18日 0時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - ねねさん» お褒めの言葉とても嬉しく思います。ありがとうございました！ (2020年4月5日 14時) (レス) id: 753b9a62df (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 最っ高でした… 更新お疲れ様でした(*^ ^*) (2020年4月5日 14時) (レス) id: 4c0576a7c9 (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - 悠華さん» ありがとうございます！！それは良かったです^^ (2020年4月4日 17時) (レス) id: 753b9a62df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち | 作成日時：2020年2月9日 12時
