142｜生 ページ37
貴方side
＿＿＿ﾋﾟｯ……ﾋﾟｯ…ﾋﾟｯ
聞こえたのは、機械音。
見えたのは、見知らぬ白い天井。
そして、アルコールのような匂いがした。
.
一瞬で察した。ああ、やっと終わったのだと。
クラクラしながらも体を起こそうとする。
なかなか体が言うことを聞いてくれなかったが、何とか長座の状態にはなれた。
ﾊﾞﾝｯ
そこで、大きな音を立てて、無造作に開けられたドアから誰かが入ってくるのがわかった。
「Aｯｯｯ！！！！！！！！！！」
『か、つき…？』
聞いたことがある、いや聞きすぎた声。
私の、大好きな人。
勝己は、病室に入ってくるや否や、私の方へ駆け出し抱きついてきた。
その衝撃に思わず 再び寝転んでしまったが、私も勝己も背中に回した手を退けなかった。
首元に水が伝う。恐らく勝己の涙だろう。
勝己を触れてようやくちゃんと実感が湧いた。
生きている、2人とも。
その事実だけがただただ嬉しくて、私の頬に涙がつたった。
『かつ、き、』
爆豪「喋んなｯ…」
勝己の鼻を啜る音が部屋に響く。
爆豪「生きてて、よかった………」
勝己は 、思いを改めてちゃんと言葉にしたせいか さっきよりもまして涙を流した。
.
『生きててｯ、よかったは、こっ、ちのセリフ。』
.
爆豪「泣かせんなやｧ…」
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おもち。(プロフ) - ゆゆんさん» 返信遅れて大変申し訳ありません。ありがとうございます！これからも気長に更新お待ちにしてください！ (2020年2月2日 20時) (
レス) id: 753b9a62df (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆん(プロフ) - 続編おめでとうございます。いつも更新楽しみにしています！ (2019年6月22日 19時) (レス) id: ff39647e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち | 作成日時：2019年6月8日 16時
