126 ページ7
.
『で、』
箱のようなものに閉じ込められた、悟。
『私の相手は誰がしてくれるの?』
今、現世でいちばんつよい呪術師は 確実に私だ。
蔓日「俺だよって言いたいんだけど、
……あんたら、どっち側?」
夏油「君は天津Aの敵だね?
ならば、僕たちは君の味方さ
真人、脹相、漏瑚 彼には攻撃しないように」
真人「コイツ、強いの?」
.
蔓日「あまり舐めるなよ、少なくともこの場では絶対に一番強い」
『誰の前で言ってんの?』
蔓日「Aだよ」
.
真人「ま、いっか!サクッと倒してね〜」
夏油「五条悟を封印した後、全員で天津Aと戦闘するつもりだったが、ひとりで務まるならそれでいい。
、!」
突如、傑の手に握られていた箱の呪具は地面に落ち 動かなくなった。
夏油「ーーーーッ!なんて奴!!
封印されても尚抵抗するか……!
獄門疆はしばらくここから動かせないね 」
やれやれ という様子の傑のような人。
私がいるのに、全然襲ってこない。蔓日も、‘獄門疆’の方を見て動かない。
ずっと疑問に思っていたことを、口に出す。
『…お前、誰?傑じゃないだろ』
サッと振り返る、傑の側。
夏油「何奴も此奴も気色悪いね、本当、なんで分かるんだ
君に至ってはただの後輩だろう」
『さっさと言え』
ただの後輩じゃない。
私は、一番尊敬してたんだ。
夏油「そういう術式だよ、脳を入れ替え肉体を転々とする
もういいだろ、どうせ死ぬんだ
できるんだね?天津蔓日」
蔓日「話し終わった?、じゃ」
.
脳内を過ぎった、高専の3年間の記憶を噛み締めることもままならず
現実は体感より早い速度で進む。
.
緤理眼を開眼していないせいで、反応が遅れた。
私の体は中に浮き、地下5階渋谷駅から地上まで一直線。
5枚以上のコンクリートをぶち破り、体は空へ。
.
蔓日「今度は邪魔無しで殺れるね」
『クッソ、』
.
.
蔓日、いつから
私たちはこうなったのだろう
.
671人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:唯 | 作成日時:2022年3月18日 0時