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輪廻side
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4点だけ決めた。
縦と横、長方形状のブロックとなった建物が、崩壊する。
僕が、明らかに速いスピードで街を崩壊させていく。
Aちゃんは、蔓日が離反したとき 涙も流さず、荒れた邸跡に座り込んでいた。
ただ、虚ろな目をして。
僕はそこから一般人の道を歩もうとした、だけど
無理だった。僕には天津の血が流れていて、
小さな頃から、双子を見てきた。
衰えない戦闘の余力。
僕は、再び呪術師になることを選んだ。
今度は、家に頼らず、ひとりで静かに。
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それでも無理だったんだ。
ふとしたとき思い出す、過去のことが。
七代として 天津家で過ごした、一日一日を。
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僕は、天与呪縛もないのに良くやったよ、
何処までも、離れない 争いの力。
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僕に
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違うな、僕は
争いの、その先にある
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みんなとの日常が、
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欲しかっただけ、
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なんだ僕、戦うこと、好きじゃないじゃん
ならば、止めないと コレも
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輪廻「蔓日、」
蔓日「あ?」
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輪廻「僕の負け、降伏だよ」
これで、みんなと心の底から笑えるなら
僕の笑顔に、裏なんてない。
自分を、理解していなかっただけだ。
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作者名:唯 | 作成日時:2022年3月18日 0時