【呪術廻戦】夢は華々しく狂 IV【五条悟】 (ページ18)

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考える時間が必要だった。

その思いの通り、かなりの勢いで蔓日を絶境へ送った。
過去、同じことをした経験がある。少なくとも1分は戻ってこなかった。

今回はそれより速いスピードで入れた。
過去のままなら、3分は大丈夫だろうけど

蔓日の成長を鑑みて、最低で2分。
それまでは安全。

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ふぅ、と一息つく。
どうする？簡単には死なないぞ、アイツは。

答えは、もう出ていた。残された道、領域展開。
だけど、コレも過去に経験がある。失敗した過去だ。

できるか？私に、

否しないといけない。

決意を胸に、渋谷109の上に立つ。
上を見上げ、周りを見渡す。

その刹那、目に映った。

『……！？(呪霊の領域だけじゃない、恵の領域…？！)』

領域展開の押し合いを、外から見た。
そして、ヤツも。

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あの速さ、あの見た目、あの雰囲気

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『伏黒、甚爾、……！？』

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12年前、対峙し苦戦した相手。
だが、あれは必ず死んでいた。だって、絶境から出られたから。

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何故？そう思い領域の方を見ていると、

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目の前に現れたのは蔓日だった。

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蔓日「俺の勝ち」

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瞬きした後見えたのは
もう目と鼻の先にある黒の斬撃

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