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全国各地を旅行のように回った。
人使いが荒いとは思ったが、術式を消費しまくれるのなら本望。
『もしもし』
__五条「今回の出張長くないー!?」
『あー、…1ヶ所じゃないんだよ、色んなところ転々としてる』
__五条「まーったく、人使い荒いねぇ上は
可哀想だよAが」
『なにそれ同情?いいよ別に』
__五条「ハハ、ま、早く帰ってきてね〜」
『うん、そうするよ』
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10月30日宵の口、そんな話をしたっけ。
10月31日、ハロウィンの夜。
かかってきた電話の先には、焦る伊地知の声があった。
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伊地知「もしもし、天津さん、至急渋谷まで来れますか」
『え、20時発の新幹線乗ろうとしてるんだけど、なんかあった?』
伊地知「緊急事態です、術式を使ってでも来ていただきたい
___渋谷の阪急百貨店を中心に、半径400mの帳が降ろされました。それも、一般人のみが閉じ込められるものです。帳をあげるのに難航しているので、天津さんに救援をと」
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耳を疑った、渋谷で、しかもハロウィンだぞ。
その規模の帳が降りて、一般人を閉じこめる?並の反抗じゃない。
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『わかった、急いで向かうよ
今どんな状態なの?』
伊地知「……大勢の一般人が閉じ込められ、五条悟を連れてこい と叫んでいます、」
今日は驚かされることが多いな、
一般人が、悟を?知るわけが無い 誰の仕業だ?
『理解追いつかないんだけど、それ以外の情報は?』
伊地知「残念ながら、まだ掴めていません
とにかく、天津さんには帳を、__」
『今現地には誰が?』
伊地知「、教員を含めた高専の皆さんと、冥冥さんを初めとした七海さんや伊野さんなどの呪術師の方々、禪院家の方もいらっしゃいます。そして我々補助監督と窓の人達です。」
頭の中をゆっくりと整理していく。
私が今日目を覚ましたのは17時。起きれるのは最高で明日の1時まで。まぁ、無理はないが……
『そのメンツならすぐは殺られないでしょ
私に帳をあげるとしか頼まないってことは、殺戮が起きてるとかでも無さそうだし
……20時40分には着くよ』
渋谷までの距離、普通に新幹線に乗れば着くのは21時半
少し急いで行こう。
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作者名:唯 | 作成日時:2022年3月18日 0時