検索窓
今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:21,578 hit

四十五話 合同作戦 ページ47

.

私の異能があるとは云っても、
見えない場所に檸檬爆弾を仕込まれたら終わりなので

マフィアビルへの潜入作戦は一時停止となった。



今は探偵社で鏡花ちゃんが与謝野先生の手当を受けている所だ。


一応言っておくけど、治療じゃなくて手当だよ、安全な方。

私が受けたのは治療だよ、危険な方。。



「あの馬鹿の爆弾が在る限り、敵の建物にすら近づけないね。」



ブルルルルル



「?」


「どうしたんだい?
 ……何だって!?

 社長が消えた………?」





ウイルス発症まで、あと十二時間





「其れで、谷崎くん。社長の行方は?」


「それが……総出で探しているのですが、手掛かりすら掴めません。」


「だろうね。社長は私達が到着し得ない場所を選んだ筈だ。
 居場所が分かるとすれば、嘗ての二人の関係者だが……

 こういう時、あの人なら如何するのかな」


「あの人?

 ん?あれって……
 あれって確か春野さんの所のみーちゃん?」









「夏目先生は、探偵社設立の後ろ盾となった伝説の異能力者だ。
 神出鬼没で所在不明、一説には、万物を見抜く最強の異能力者だとか。」


すると、窓の外には煮干しを咥えた猫が一匹。


「煮干し?」




───────
───






花袋さんも社長も無事だったらしい。


だがフィヨードルの捕縛の為、社長は生死不明としている。


そして敵のアジトも分かり、今は敦くんと芥川さんが突入している。


あの二人はかなり仲が悪い(どころじゃない)と聞いたけど、大丈夫なのかな。


でも芥川さんは太宰さんの部下だったらしく、
太宰さんの云う事は何でも聞くから大丈夫、だそうだ。



それを聞き、私は芥川さんが心配になった。



其の外の探偵社員は二手に分かれてフィヨードルの逃走防止をしている。

私は国木田さんと一緒に地上班で、連絡があり次第駆けつけて捕縛する。



『魔人フィヨードル、一体どんな人物なんでしょうね』


「さあな、只者では無いと云うのは確かだが。」


『そうですね……』


「いつ連絡が来るか分からない。準備しておけよ」


『はい。』





すると、ウイルス異能者が逃走中という連絡が入り、
予測された出口へ向かうよう指示が入った。



『わあ、皆さんお揃いで……』



向かった先には、探偵社とマフィアの面々が勢揃いだった。



圧が。圧がすごい。




少し時間が経つと、中から笑い声が聞こえてきた。

屹度あれがウイルス異能力者なのだろう。

四十六話 ご対面→←四十四話 死す()



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
50人がお気に入り
設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス , 太宰治   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まくら枕 | 作成日時:2021年7月11日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。