繰り返しに日々にサヨナラ

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な｢てか、長くない!？どんだけ歩くの、、、｣


栄｢仕方ないよ。僕たちの部屋は1番端だからね。ごめん僕がもっとうまく交渉できてれば、、、｣


な｢栄治さんのせいじゃないよ!それに角部屋じゃん｣


栄｢ありがとう、なる、、、｣


栄治さんがネガティヴになっているのを横目にあたりを見回す。

本当にこの建物は広いなぁ。

これがまだ庁舎の一部であるのが怖い。

第一の校舎も広かったけど、庁舎は国の中心ってだけあって広さが桁違い。

それに歴史も長いから主に木材で作れていて、趣のある飾りが所々に散りばめられている。

ここだけ見たらどこかの神社と間違えそうだ。


ちょうど廊下の真ん中、中央階段に差し掛かったところで、ぶつぶつ言いながら下を向いていた栄治さんが顔を上げた。


栄｢あっここが管理室ね。今日使う訓練室の使用状況を確認したり予約を取ったり。あとはこのフロアにいるチームの仕事状況を確認したりとかかな。他にもここを使う場面はあるんだけど、それはその時に言うね。｣


な｢了解。訓練室って自分達で取るんだね。｣


栄｢絶対自分達で取るわけでもないんだよ。仕事の一環として訓練をするときは場所を指名されるからそのときは、この管理室で場所を確認するだけで大丈夫。｣


な｢なんか複雑だね。じゃあ今日は自主練ってこと?｣


栄｢そう。なるも入ってきたし、僕らもチームになってそんなに長くないから少しでも多くの仕事がもらえるようにね。｣


な｢えっそうなんだ。みんな仲良いから長い付き合いなのかと思った〜。｣


栄｢そうでもないよ(笑)。じゃあ入ろうか。｣

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