ホントのこと ページ20
心臓が止まったような気がした。
拒絶。
一番怖かったそれが、今、裕一郎の口から零れた。
「……まって、ゆういちろ……」
「俺、Aにホントの彼女になってほしい」
「…え？」
頭が追いつかなくて、一番最初に出た言葉はそれだった。
「…初めは、ちょっと興味があって……
俺のそばに来る女子ってみんな、なんていうの、下心？みたいなのあったから…
普通に、ほんとに友達みたいに接してくれるのが新鮮で。
それで、俺が理由つけて付き合おうって言ったら、なんて言うんだろうって、半分いたずらのつもりで言った。
でも、Aはすごい真剣に受け止めてくれて、俺のためにいいよっていってくれて…
途中から、俺は本気だったよ。
ホントの彼女だと思って接してた。
たまに甘えてくれたりしたら、ああ、もしかしてAも俺のこと好きなのかもって舞い上がったりして…
でも、別れようって言われて、何も言えなかった。
泣きながら別れようって言われて、俺の思い上がりで傷つけたんだって思った。
俺ばっか勝手に舞い上がってたんだって。
別れてから、お前が嫌がらせにあってるのはクラスのやつに聞いた。
最近いろいろされてるらしいって。
でもお前自身は何も言ってこなかった。
それが俺との間に線を引かれたみたいで…俺………
もう、関わるのやめようかなって思った。
一番仲のいい友達でいるって言ったけど、こんなの無理だって。
離れて、忘れようと思った。
なのに…………他のやつからの手紙なんか預かってくるし……
頭の中…めっちゃ熱くなって………
やっぱ俺、めっちゃ好きだったんじゃんって………」
裕一郎は今までにないくらい饒舌だった。
こんなに喋る裕一郎を見たのは初めてかもしれない。
「……俺のこと、ホントはどう思ってんの？」
言って、いいんだろうか。
私は素直になって、いいの？
「ホントのこと、教えて」
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Maco(プロフ) - 七虹*さん» そんなふうに言っていただけてとっても嬉しいです！！頑張ります！！！！ありがとうございます！ (2017年8月16日 19時) (
レス) id: c6178b7cea (このIDを非表示/違反報告)
七虹*(プロフ) - おおおお、面白いです！！！読んでて何故かテンパってます！！梅原さん小説読んでてここまで好みの小説ありませんでした！！頑張ってください！！もうかなぁり応援してます！！ (2017年8月16日 2時) (レス) id: c56f76e7f9 (このIDを非表示/違反報告)
Maco(プロフ) - ザクロ@名前を変えたさん» ご指摘ありがとうございます！すぐに訂正します…！！！ (2017年5月21日 19時) (レス) id: c6178b7cea (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ@名前を変えた(プロフ) - 脱いで切るになってますよ〜 (2017年5月21日 18時) (レス) id: 1a1566ed9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maco | 作成日時：2017年3月28日 0時
