私が変われた理由＿２

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Aside






目の前に広がるのは真っ暗闇

何も聞こえない真っ暗闇





A｢結局死ぬのね…｣





落ち着いた声でそう吐く

でもその真っ暗闇には声は響かない

フワッと手に温もりを感じる

似たような事が前にもあった

この温もりは







A｢独歩…｣







そう名前を呼ぶけれど私の声は届かない

下を向きかけた時、独歩が話し出す

姿は見えないのに声は聞こえて

変なの…なんて思いながら声に耳を傾ける









” 独歩｢A…ごめん…気づけなくて…。俺は…口ばっかりで守れない…最低な奴だ…。｣ ”







独歩の弱々しい声







A｢そんなことない…｣







” 独歩｢俺は…本当は弱くて…誰も救えない…。Aが落ちていった時…一二三と同じように笑ってて…怖かった…病院に向かってる時…もし…って…｣ ”





A｢…独歩…｣




” 独歩｢ごめん…ごめん…頼む…目を覚ましてくれ…っ…俺は…Aに伝えたい事がある…大事なことなんだ…だから…頼む…目を…覚ませっ…｣ ”








その時私の頬に雫が落ちる

独歩が泣いているなんてすぐに分かる








A｢独歩…私…死にたくないっ…私は…生きたい…っ…｣







目から涙が溢れて止まらない

拭っても拭っても零れ落ちる涙







？？【ねぇ、生きたい？】


A｢え…？｣







声のする方を振り向くと白く光る少女が立っている









A｢貴方は…誰…｣









そう問いかけると

その少女は笑顔で答えた









私は貴方の本心だ＿と

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