１１５話目 ページ15
出水side
隊室に戻ると課題と向き合う太刀川さん
課題と向き合う太刀川さん！？
出水「どうしたんですか！？熱あります！？((小声」
太刀川「失礼だな！！さっき忍田さんに会って、課題しなきゃランク戦１ヶ月禁止って言われたんだよ！！((小声」
出水「ランク戦につられたんですか…普段からちゃんとすればいいのに」
太刀川「面倒臭いんだよ…(ｹﾞｿｯ)…というか、夢原寝てんのか」
出水「ついさっき寝たんですよ。風間さんに申し訳なかったですけど」
太刀川「風間さん？なんでだ」
出水「寄りかかって寝てたんすよ。任務あるのに、俺が戻るまで居てくれたみたいで」
太刀川「んでここに連れて来たと」
出水「奥のベッド寝かせてもいいですか？」
太刀川「おー寝かせろ寝かせろ」
太刀川さんの言葉にお礼を言いながら
奥の部屋のベッドに寝かせる
出水「あ、トリオン体のままだからあれだけど…髪の毛解いた方がいいよな…外すぞ」
寝ているAの髪の毛に手を伸ばしゴムを取る
編まれてる髪を手で解せばサラサラと滑り落ちる
出水「(めっちゃサラッサラ…)」
A「んん……ｽｩ…ｽｩ…」
出水「ﾌｯ…かわいーなぁ…」
寝返りを打って俺の方を向いたAの頬を撫でる
白くて色素の薄い肌と睫毛、それなのに少し赤い唇
スラッと通った鼻筋
出水「(整ってんなぁ…黒髪の時も綺麗な顔してたよな。元がいいのか)…なぁA、俺がお前だけのものなようにさ…Aも俺だけのもので居てくれるよな…？」
A「ん……((ﾆｺ」
出水「！…ﾊﾊｯ、本当可愛い」
俺がAの寝顔を眺めていると
部屋の扉が開く。目を向ければ忍田さんの姿
忍田「すまない、邪魔したか？」
出水「まさかっ！ど、どうしたんですか？」
忍田「いや、夢原くんに初任務を任せようと思ったんだが、寝てるのか」
出水「ちょっと…泣き疲れたっぽくて…あの、さっきの孤月投げた件は…」
忍田「ああ、あれは城戸司が夢原は悪くないって言って、先程治したから安心してくれ(笑)」
出水「城戸司令が！？ありがとうございますっ！」
忍田「また城戸司令に改めてお礼するようにな(笑)悪いんだが、夢原が起きたら会議室に来るように伝えてくれ((ﾆｺ」
出水「出水了解です！」
では失礼すると言って去っていった忍田さん
その背中が凄くカッコよかった
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作者名：Yu-grena | 作成日時：2021年3月25日 14時
