Ａ級ソロの彼女

３８話 ページ38

出水side



モールに行く前に、私服着たいという事で


先にAさんの家に寄る


リビングで待っていると、お待たせと降りてくる





出水「…綺麗だな、本当」


A「ふふ、ありがとう〜。さ、行こう」


出水「ん」





白のシンプルなTシャツに黒のカーディガン


ズボンは俗に言うカラーパンツで淡い水色


そして靴はシンプルなスニーカー


たったこれだけで絵になってしまうから


本当にズルいと思う






出水「…俺の腕に手回してよ」


A「こう？」


出水「うん。ずっとそれでいて」


A「はーい」





この会話だけだとどっちが年上か分からないが


圧倒的Aさんのお姉さん感


横に髪を流しているせいで顕になる首筋






出水「はぁ…」


A「溜息ついてどうしたの？」


出水「…首…綺麗だなって」


A「！…ぁ…ありがとう...///」


出水「ちょっとこっち向いて」


A「ん？」





何も疑わずこっちを向くAさん


その首に唇を触れさせれば、小さく跳ねる肩


そのまま口付けた所を強く吸えば


赤く咲く独占欲の証





A「っ…キスマ…？」


出水「うん、Aさん綺麗だし、他の奴寄ってこないように虫除け」


A「虫って…。じゃあ公平もでしょ？」


出水「え？」





グイッと引っ張られ前のめりになる体


そのまま少し出ている俺よ首に吸い付くAさん


触れる舌が首を滑って擽ったい






A「ﾊｧ…ついた」


出水「ん…今日凄く素直だな」


A「…寂しかったから…」


出水「えっ」


A「なっ、何でもない！早く行こ！///」


出水「わっ」






恥ずかしそうに俺の手を引いて歩き出すAさん


そんな姿を見て、頬が緩むわニヤけるわで顔が大惨事


隣に並ぶようにして歩けば、俺の腕に巻き付く細い腕






出水「そうしてくれるの？」


A「…今日だけね...((ﾌｨ///」


出水「あー本当可愛い…」


A「そんな公平をカッコよく着飾るのは私だけどね((ﾆﾔ」


出水「その顔いいね」






そう言って頬に口付ければ


道端なんだけど…とむくれるAさん


ごめんごめんなんて笑いながら


ショッピングモールに到着






A「ここの服来て欲しいから、ここで買おう」


出水「わぁ、カッコイイ」


A「でしょ？絶対似合うと思って((ﾆｺ」


出水「Aさんにお任せします...///」


A「了解((ﾆｺ」






そう言って俺の服を選びはじめた

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