２４話 ページ24
【過去続】
Aside
私も怒りや憎しみで自我を失っていたから
気づかなかったが、あれが私のSEの発現だった
それからどんどん周りに開く門から出てくる近界民を
これでもかと潰していく
今思えばあんなに門が近くで発生したのは
自分のトリオンが多いからなんだと後で気づいた
A「��消えろ！！��」
パァンッ！
A「��壊れろ！！��」
バキバキンッ！
A「��死ねっ！！��」
ビキビキッ…ドタァンッ！
もう周りで開かなくなった門に
安心なのか、それとも絶望で力が抜けたのか
どっちか分からなかったけど、その場に崩れ落ちる
必死に地面を歩いてお母さんとお父さんに近づく
A「ごめ…なさい…ごめんなさい…ごめんなさいっ…私…のっ…せいで…守れなくてっ…ごめんなさいっ…」
ポタポタと私の抱きしめる二人に涙が落ちる
冷たくなった二人、もう感じる事の出来ない温もり
もう見る事の出来ない二人の笑顔、怒った顔
もう聞く事の出来ない私を呼ぶ声、笑う声
A「私…なんかっ…私なんか…死ねばいい…」
フラフラと立ち上がり残っていたモッドの爪を持ち上げる
そして自分の胸に当てて深呼吸をする
でもその手は進まなくて、それは私の手を抑えている
目の前に立つ人のせいで出来なくて
迅「なにしてんの」
これが迅との出会い
A「…見れば分かるでしょ…？死ぬの」
迅「死んじゃダメだ」
A「っ…あんたに…あんたなんかに…何が分かるのっ…！！」
迅「分からないよ。でも生き残ったのに死ぬの？」
A「うるさい！お母さんもお父さんもっ…私のせいでっ…私を庇ったせいで死んだっ！！二人が居ない世界なんてっ…楽しくない…死にたいの…っ…」
ボロボロと涙を零して青い瞳を見つめる
ギュッと強く抱きしめられた体
酷く震える私の体に伝わる迅の体温は優しくて
それに縋るように抱きついて泣きじゃくる
するとどこに隠れていたのか分からないモッドが出てくる
迅「まだいたか…！」
A「…もう…いい加減にしてよ…もう…出てくんな！！��ぶっ飛べ！��」
ビュンッ！＿ドガァンッ
感情のまま叫んだ。モッドは近くの家に埋まり
落ちてきた瓦礫に急所が刺さり動きが止まる
A「っ…」
迅「危ない！」
倒れる体を抱きとめる迅
泣きそうな顔をした迅を最後に私は意識を飛ばした
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神燐(プロフ) - 絵がとても綺麗なんだが (2022年10月9日 22時) (
レス) @page2 id: 16ed5cf6b6 (このIDを非表示/違反報告)
♪♪♪♪♪ - ワートリ出水なんかキャラがかわいいです。 (2022年8月6日 20時) (レス) @page5 id: 0d525184d4 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - ヒナコさん» ヒナコ様！コメントありがとうございます！私も2期が終わって寂しいなぁ…と思い描き始めたので、そう言っていただけて嬉しいです！これからも頑張っていきますので、引き続き読んでくださると嬉しいです！ (2021年4月6日 0時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナコ(プロフ) - とってもおもしろいです(＊≧▽≦）2期終わっちゃって残念だったんですけど、この小説読んで元気でました!!応援してます。更新頑張ってくださいＯ(≧∇≦)Ｏ (2021年4月5日 23時) (レス) id: 9558fcebee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yu-grena | 作成日時：2021年4月4日 2時
