また君と一緒に

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Aside



走り去っていく背中を見つめ溜息をこぼす

ごめん、炭治郎





しのぶ「Aさん…」


A「…いいんだ、これで」


しのぶ「…教室戻りましょう、甘露寺さんが待ってます」


A「そうだね…」






悲しそうに笑うしのぶを見て申し訳なくなる

なんで忘れたフリをしているか

ちょっとした理由だ約束を破ってしまったから

一緒に生きようと言った私本人が先に死んだ

きっと凄く悲しく辛い思いをさせてしまった

合わせる顔がないのだ







蜜璃「しのぶちゃん、Aさん！」


A「すまない、遅くなったね」


しのぶ「あら？冨岡さんは？」


蜜璃「冨岡さんならさっきまで…あれ？」


A「トイレでも行ってるんだろう、すぐ戻ってくるさ」






奇跡な事で、しのぶ・蜜璃・冨岡くんと同じクラス

伊黒と無一郎は２組に別れた

他のメンバーが先生になっていた時は驚いたが






蜜璃「あ！Aさん！炭治郎くんに会えましたか？」


A「あー…うん、会えたよ」


しのぶ「…」


蜜璃「…何か…ありました？」






蜜璃にさっきの事を話すと驚いた顔をして

直ぐに泣きそうな顔になる






蜜璃「そんな…」


A「いいんだ…これで」


しのぶ「…でもこれからどうするんです？」


A「あー…まぁ、何とかなるよ」


義勇「帰ってきてたのか日野森…？どうした」


A「いや、なんでもないよ。というか２年は移動だったな」


蜜璃「やだ！ほんと、移動しましょ！」


しのぶ「そうですね、向かいましょうか」







時計を見ると入学式開始まで後10分だった

のんびりしすぎたなと四人で体育館まで走る

すると入口に立ってこちらを向く二人

伊黒と無一郎だ






小芭内「遅いぞお前達、何をしていた」


A「すまないね、少し話をしていたんだ」


蜜璃「ごめんなさい、ちょっとお話してたの！」


小芭内「いいんだ甘露寺、まだ開始まで10分ある」


A「ブレないな君は」





蜜璃にだけ優しいのは今も継続かこの野郎←

そして２年の４組から入場が始まる

両端に２年を固めて真ん中に１年を並べるらしい






杏寿郎「よし、次２年２組の入場だ！」


蜜璃「あ！呼ばれた、行きましょ！」


しのぶ「冨岡さん、行きますよ」


義勇「おい、引っ張るな」


A「また後でな」


無一郎「うん、また教室行くね」


A「ああ待ってるよ」








煉獄くんの指示で体育館へと入った

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