また君と一緒に

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Aside


今日抱えられる事多くない？とかどうでもいいや

もうしんどいばっかりだったのに

炭治郎の声を聞いて抱きしめられて安心した

怖くて逃げて遠ざけて酷い言葉を吐いたのに


｢大丈夫...大丈夫だよ｣


その言葉だけで心が軽くなった






炭治郎「勝手にキッチン借りた。飲めるか？」


A「ありがとう...」






炭治郎に渡されたマグにはホットミルク

優しい匂いがして一口飲んでみると優しい味






A「はちみつ...？」


炭治郎「ああ、蜂蜜を入れるともっと甘くなるからな」


A「ありがとう...」


炭治郎「Aさん、話してくれないか？」


A「...((ﾌﾙﾌﾙ」


炭治郎「怖い...？」


A「((ｺｸ」





不死川に背中を押してもらって尚

怖くて言えない自分が嫌で仕方ない

そんな私の手を優しく握ってくれる炭治郎

気づくのが早いのは長男だからか






炭治郎「俺の話、聞いてくれる？」


A「...ん...」


炭治郎「俺...知らない間にAさんを傷つけてた。昔も…どんなに努力してここまで生きてきたかも知らずに、強いなんて...不死川さんから軽く聞いたんだ...ごめん...」






ごめんなと悲しそうに言う炭治郎

炭治郎は悪くないのに、どうして謝るの？

お願い、そんな悲しい顔しないで...

お願いだから






A「自分を...悪いなんて言わないで...」


炭治郎「！！」


A「わ…私...怖かった...嫌われるのが...幻滅されて、離れていかれるのが...」


炭治郎「うん…」


A「ごめんなさい...酷い事...言った...」


炭治郎「大丈夫だよ、俺は待つからちゃんと。離れていかない、ずっと俺が好きなのはAさんだけだから」


A「ぅん…」






優しく抱きしめてくれる炭治郎の手は

とっても暖かくて安心する

強くあるために口調も話し方も変えた

けどもう炭治郎には偽らなくてもいいのだと







炭治郎「Aさん、ね、顔見たいな」


A「嫌だ...」








その後見たい見せたくないの攻防が続いて

お互い同時に吹き出して笑った

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