また君と一緒に_Season２

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炭治郎side



なかなか立ち直れず俯く俺の手を

Aさんは何も言わずに繋いでくれる

甘露寺さんの気遣いによって皆で甘いもの食べに

最近出来たカフェに行こうとなり向かっている






A「炭治郎」


炭治郎「ん？」


A「少し屈んで」


炭治郎「？こうか？」


A「((ギュッ」


炭治郎「Aさん...？」


A「炭治郎...まだ元気出ない...？」


炭治郎「っ...ごめん...」


A「...ううん、行こ((ﾆｺ」






Aさんの温もりを感じても

どうしても立ち直れなくて謝ってしまった

そんな俺を責めずに笑って手を引いてくれるAさん

「お前が彼氏とか可哀想」

三輪の言葉がずっと頭をグルグルと回る

確かに可笑しな話しだ

Aさんのような美人で可愛くてモテる人が

俺なんかと居るのは釣り合わない

俺がも少し大人なら、Aさんより年上なら

...やめろ、そんな事考えるな






蜜璃「ここ！！新しく出来たカフェ！ツイータに載ってたの！」


しのぶ「わぁ、凄く可愛いカフェですね」


A「パンケーキにタルト、モンブランにチーズケーキ...凄い、パンケーキだけでこんなに種類があるんだな」


小芭内「ふむ、甘いものが苦手な人でも食べれるケーキもあるんだな」


義勇「伊黒は甘いもの苦手なのか」


小芭内「好んで食べはしないな」


義勇「炭治郎は甘いもの好きか？」


炭治郎「...」


義勇「炭治郎？」


炭治郎「！！なんですか？」


小芭内「お前は甘いもの好きかと聞いたんだ、ボケっとするな」


炭治郎「あ、好きです」







義勇さんの声でハッと意識が戻ってくる

良くない方に考えてしまってぼーっとしてしまう

駄目だ...良くない、せっかく皆で来てるんだ






蜜璃「早速入りましょ！」


しのぶ「いい匂いしますね」


義勇「しのぶ、段差があるから気をつけろ」


小芭内「甘露寺は何を食べるんだ？」


蜜璃「えっとねぇ桜餅パンケーキ！」


A「炭治郎」







入っていく皆の背中をぼーっと見つめる

Aさんに呼ばれ目を向けると

こちらに差し出される手







A「行こう、炭治郎」


炭治郎「あぁ」








俺はAさんの手を取って

カフェへと入った

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