また君と一緒に_Season２

−７５− ページ25

Aside



正直死ぬほど恥ずかしい

周りの声に負けないくらい煩く鳴る心臓

渡されたマイクを受け取ると静まる





A「ありがとう、そう言ってくれて本当に嬉しい。私は炭治郎や皆が思っているほど出来る人間じゃない。泣くし、自信ないし、常に怖いし、怯えてるし、弱い。尊敬して貰えるような人間じゃない、昔も今も」



炭治郎「Aさん…」


A「だけど…！」


炭治郎「！！」







こうして皆の前で気持ちを伝えてくれた君に

ちゃんと見合うような人になりたい

素直な君に送る下手くそな気持ち

受け取ってくれますか＿








A「だけど、君の隣に立ってこれからも…君の色んな顔が見たい。私を好きになってくれてありがとう、私も君が大好きだよ。愛してる」




シーン…




皆「ギャァァァァァ！！！」


アナウンス「ｸﾞｽｯ…ﾋｯｸ…な…なんてっ…いい話だっ…」←


補佐「しっかりしてくださいよ会長」←


生徒「素敵な二人にさらに大きな拍手をーーーーーッ！！」







会場からパチパチパチと拍手が聞こえる

炭治郎を見れば恥ずかしそうに頬を搔いて

台を降り、私を抱きしめる

それによりさらに声が大きくなる







炭治郎「ありがとう…俺幸せだ」


A「私も」









そして私も借り物競争に出て

仲のいい後輩とゴールと言うお題を引き

隣を走っていたカナヲと手を繋いでゴールした







蜜璃「もぉーーーッ最高だったわ！」


しのぶ「お熱いですね♡」


A「思い出しただけでも恥ずかしいからやめて…...///」


蜜璃「可愛いわっ！！」


A「やめてぇぇぇっ///」


天元「俺らまで照れたぞ」


無一郎「いいなー炭治郎はー」


炭治郎「いひゃいいひゃい」








体育祭も無事終わり皆で集まって話す

すると不死川がこちらへと歩いてくる









実弥「全く…あんな恥ずかしいことよくやるなァ」


A「全くだよ…死ぬわ」


実弥「でも…」


A「？」


ポン＿


A「不死川？」


実弥「ちゃんと幸せになれよ。今度こそ」


A「！ああ、勿論だ((ﾆｯ」


炭治郎「あーー！不死川さん人の彼女に手出さないでください！」


アオイ「賑やかね」


カナヲ「でも楽しいよ」


禰豆子「うん！」


善逸「あ！俺のクッキー！」


伊之助「ハッ、ざまぁ！」






ギュ＿




炭治郎「俺だけ見て」


A「私は炭治郎だけたよ」








そうして体育祭の幕が降りた

−７６−→←−７４−

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す