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2話 ページ3

「…別にいいんじゃな〜い?私は気づいたらこの服着させられてたから思い入れないし。
 勝手に着せたほうが悪いでしょ?」
『…君、なかなかいい性格してるねぇ』
「え〜?そんなことないよ〜?」


…まあ、この子の性格云々はさておき……


『仔猫ちゃん、この服が着たいんだよね?』
「オレ様はグリム様なんだゾ。そうだゾ!早く寄越せ!」
「仔猫ちゃんにこのサイズは無理だって言ってるじゃ〜ん。話聞きなよ?」
『まあまあ。……少し、待ってくれるかい?』
「ふなっ?」


切ってペット用のサイズにすればいいよね、うん




裂けよ(ディフィンド)
縫え(クェーピス)




「ふなっ!?」
「え、すご!魔法使いじゃん!」
『まあ、魔法使いだからね』
「え」
『え?』
「………?」


『…?あ、もしかして、君、マグルかい?』
「マグル?なにそれ」


おっと…これは…?
魔法使いの存在をマグルに知られちゃいけないんじゃなかったっけ…?


『…今見たことは忘れよう、いいね?』
「え、無理だけど。
 ここ魔法の世界?異世界来ちゃった感じ??
 猫ちゃんも魔法使ってるもんね…」


あ、これは………うん、時期が来たら消そう、記憶を


『じゃあ、せめて私が魔法使いなのは内緒にしてくれるかい?仔猫ちゃんも』
「うん、いいよ〜」
「なんでオレ様も…」
『そしたら、"コレ"あげるから、ね?』
「ふなッ!わかったんだゾ!」
『ふふ、いい子だね…』


口止めはしたから、たぶん大丈夫…かな、うん。かなり不安だけど



『じゃあ、これ。着てみてくれるかい?』




「ピッタリじゃん、魔法すご…」
「ふなぁ〜!!オレ様やっと――――!!」









「ああ、やっと見つけました。
 君、今年の新入生ですね?
 ダメじゃありませんか。
 勝手に(ゲート)から出るなんて!」
「え、不審者?」
「失礼な!違いますよ!」


いや、その恰好はどう足掻いても不審者…


「まったく。勝手に扉を開けて出てきてしまった新入生など前代未聞です!
 はぁ……どれだけせっかちさんなんですか。
 さぁさぁ、もう入学式は始まっていますよ。
 早く鏡の間へ行きますよ」
「鏡の間?」
『新入生かい?』


え、ここ学校…?
あ、仔猫ちゃんが教えてくれる前に不審者来ちゃったから何も話聞けてない…


__________
原作には無いらしいので『縫え(クェーピス)』はオリジナル(適当)です。
ウィキ先生には載ってなかったんや…!!

3話→←1話【Prologue】



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al8056(プロフ) - アドバイス的な感じなんですがセリフとセリフの間に1改行や2改行すると見やすいと思います! (2021年4月7日 18時) (レス) id: efbfb3634d (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - え、好きなあじ・・・血? (2021年2月12日 20時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - ユウがJK・・・・・(笑) (2021年2月12日 17時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
とりぴ(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます!今回は消すことがないように頑張ります!! (2020年7月22日 22時) (レス) id: 7a630d2b88 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください! (2020年7月22日 17時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とりぴ | 作成日時:2020年7月10日 18時

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