18話 ページ19
最初の授業から遅刻しそうになってます、Aです。
薔薇を塗るお手伝いをしていたら、青になったり燃えたりしたんだよね。
……あれ、色変えの魔法ってそんなに難しかったっけ…？
それはともかく、タルト無いからって追い出されたんだよね…
やらせるだけやらせて追い出すとは…
ほんとにイイ性格の人間ばかりだなあ…
あ……タルトどうしよう…
「おいマジでヤバいって速く走れ！」
「なんでよりにもよって実験室なんだよ遠いわ！！！」
「異世界最初の授業が実験とかウケる」
『最初から遅刻は困るねえ』
「てか私ら制服しかもらってなくない？？受けらんないジャン」
「ニャニー！？オレ様たち授業に出られないのか！？」
『とりあえず、担当の先生に聞いてからにしようか』
「んー、それもそうだね」
「とにかく、急ぐんだゾ！」
「お前たちが今日から俺の担任クラスに入った新顔か。
ふぅん、珍しい毛色をしているな。悪くない。
俺の名前はデイヴィス・クルーウェル。気軽にクルーウェル様と呼んでいいぞ
さあ、さっさと席に着け。授業を始める。
……まず基本的な知識として＿＿＿＿＿＿」
「やば、めっちゃ癖つよ。近寄らんとこ」
『はは…様呼びは辛いな…』
「様呼びは別にいいんだけどさ、目づらしい毛色ってむしろクルーウェル様の方じゃない？？」
『ツートンカラーは中々いないよね』
同じ魔法薬学の先生でも全然違うな…
あ、結局今日は実験しないから制服でいいらしく、そのまま受けてます。
あとで学園長に伝えてくれるらしい、助かるありがとう先生…
「私は魔法士の授業を担当する、トレインだ。
こちらは使い魔のルチウス。
君たちは、この世界に繁栄をもたらしてきた魔法についての歴史を学んでもらう。」
「オ"ァ〜〜〜〜」
「グリくんさ、ルチくんがなんて言ってるかわかる？」
『あれは、ただ鳴いているだけだと思うんだけど…』
「オレ様猫じゃねーからわかんないんだゾ」
「は？同族でしょ？」
「違うんだゾ！！」
「そこ、私語を慎みなさい」
『すみません。トレイン先生』
「ごめんなさ〜い。うちの使い魔ちゃんが〜」
「オレ様使い魔じゃないんだゾ！！」
ふむ…魔法史か…
ここではちゃんと生身の人間が授業をしているんだね…
ほら、あっちだとゴーストだったから…黒板すり抜けてきてたから…
あ、でも…
「むにゃむにゃ…」
「ｽｰ…」
「ｳｯ…タルト…」
「…なんで寝てんの」
『困ったねえ』
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al8056(プロフ) - アドバイス的な感じなんですがセリフとセリフの間に1改行や2改行すると見やすいと思います！ (2021年4月7日 18時) (
レス) id: efbfb3634d (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - え、好きなあじ・・・血？ (2021年2月12日 20時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - ユウがJK･････(笑) (2021年2月12日 17時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
とりぴ(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！今回は消すことがないように頑張ります！！ (2020年7月22日 22時) (レス) id: 7a630d2b88 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください！ (2020年7月22日 17時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりぴ | 作成日時：2020年7月10日 18時
