Until I find true love (ページ8)

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episode7 ページ8

優吾はかなりお酒が弱い。

それなのに今日は既に缶チューハイ2本目を飲んでいる。

ちなみに時刻は23時過ぎ。泊まる気だな。

『ねぇ、今日帰る気ないでしょ？』

優「んー、あのさぁ、真面目な話していーい？」

『酔っ払いが真面目な話できるの？笑』

優「でぇきるよ！」

『はいはい笑なんですか？』

優「いい加減彼氏作れ〜」

『は？』

優「だーかーらー！お前せっかく美人なんだからさー。早く結婚しても良いって思えるぐらい本気の彼氏作れ！」

『何？本気の彼氏って笑』

優「俺はお前の彼氏に“Aの親友です！Aをよろしく！”って挨拶がしたい！」

『親友って言うよりパパだね。それ笑』

優「この際パパでもいい！とにかく本気の相手そろそろ見つけろ！」

『はぁ…とりあえず今日は寝たら？着替え持ってくるね』

急に何を言い出すかと思えば本気の相手って…

今更言われても本気の恋愛なんてしたことないから分からない。

正直、好きって気持ちがどんなものなのかも分からない。

優吾兼北斗用の布団を敷き、優吾用のTシャツとジャージを取り出しながらそんなことを考える。

『優吾〜寝てもいいから着替えなよ〜』

優「ん、さんきゅ」

『私、シャワー浴びてくるね。布団敷いたからそこで寝ないでよ。』

優「わーかったよ。…友達くん」

『え？』

優「ちゃんと返信しろよ」

『…』

優「たまには向き合ってみろよ。じゃないと北斗に嫌われるぞ」

『…分かったよ。おやすみ』

優「おやすみ」

あのタイミングで北斗を出すのは狡い。

けど、私の扱いをよく分かってるなとも思う。

友達くんに返信しないだけで北斗に嫌われたら堪ったもんじゃない。

北斗は優しいからそれだけで嫌われることはないだろうけど一応ね。

シャワーを浴び終わると優吾はしっかり着替えて寝ていた。

もう日付が変わって30分程経っている。

こんな時間に返信して良いのかと迷ったが友達くんが寝ていればすぐに返ってくることはないから好都合だ。

もりこんばんは!
今日は驚かせてすいません!
改めて北斗の友達の森本慎太郎です!

Aこんばんは。返信遅くなってごめんなさい。
驚いたけど北斗の友達と話せて嬉しかったです。
北斗のことで何かあったらいつでも連絡してください。

あくまでも北斗の姉として返信をする。