episode46 ページ47
自分で言ってやっと気がついた。
そっか。私、慎太郎くんのこと気になってたんだ。
ちょっと面倒くさかったけど気づかせてくれた樹くんに感謝。
慎太郎くんの笑顔を見れたら嬉しいし、元気がなかったら心配になる。
そうは言っても恋愛の意味で好きなのかは分らない。
だってまだ知り合って一週間しか経ってないし。
初対面の人を一週間で好きになるとかあり得るの？
慎太郎くんから二人きりで話したいとメッセージが来ただけで嬉しいような恥ずかしいような。
こんな気持ち経験したことない。
あー、悩むのって疲れる。
いつもなら面倒くさくなって考えるのをやめるのに手が繋がれているせいか色々考えてしまう。
今更になって手を絡ませたのを後悔した。
こんな状況で考えるなって言う方が無理！
そんなことを考えていたらいつのまにか寝てしまっていた。
ジ「AHAHAHAHAHAHAHAHA！」
優「声でけぇ！笑」
大「先輩寝てるから静かにしてー」
樹「え！？」
慎「しー！」
樹「慎太郎ずりー。俺もAさんに寄りかかられたい。てか寝ててもかわいい！」
慎「Aさんの顔見んな！」
樹「慎太郎独占欲強っ！笑」
ジ「慎太郎シットだ〜！HEHE！」
大「それだけ先輩が好きなんだよねー」
慎「うるせぇ！」
北「慎太郎が一番うるせぇよ笑」
大「先輩見た目だけは良いからね」
慎・北「「見た目だけじゃねぇよ！」」
樹「え…北斗…？」
北「あ…」
ジ「北斗、Aちゃん大好きなの樹にもバレちゃったねー！」
樹「お前シスコンだったの！？」
北「…シスコンではない」
樹「絶対シスコンだろ！でもAさんが姉ちゃんならそうなるのも分かるか。絶対モテるし」
北「だろ？でもモテる自覚ゼロだから危機感なさ過ぎて本当危なっかしいんだよ。なんとかなるよ〜とか言って先のこと何も考えないで行動するし。何回も注意してんのに全然直らなくてムカつくんだけどすっげー悲しそうな顔で“ごめんなさい”って言われると許さないわけいかないし」
樹「…」
大「樹、北斗のスイッチ入れちゃったね」
北「俺が作った料理幸せそうに食べてくれるのが本当嬉しいんだよ。“北斗の料理最高！”って笑顔で言われたらその後24時間は何があっても怒らない自信あr
優「もうすぐ着くぞー。慎太郎、A起こして」
慎「はいよー」
北「俺の話は！？」
ジ「BBQ！」
寝ていた私はこんな会話がされていたなんて知る由もない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きゅーり | 作成日時：2023年8月12日 9時
