episode43 ページ44
高地side
多分、俺と北斗の考えは同じ。
一番後ろの席にAと慎太郎を座らせようとしてる。
俺は良いとして北斗は多分変な勘違いをされたんじゃないかと思う笑
自分を犠牲にしてまで姉の恋を応援するなんていい弟だよ。
Aは北斗の隣に座れなくてすげー不満そうだったけど北斗に何かを褒められて機嫌が直ったらしい。
二人の会話に入るとAが慎太郎に誘いを断られたらショックだと言い出した。
態度には出さなかったがそんな言葉をAから今まで聞いたことないから驚いた。
やっぱ慎太郎すげーよ。Aにそんなこと言わせるなんて。
俺らがAをイジってる間に慎太郎の家の近くに来た。慎太郎達は外で待っていてくれてすぐ気付いたのか手を振っている。
車を停めるとすぐにジェシーが助手席に乗ってきた。
ジ「こーち！久しぶりー！Aちゃんも！」
A「久しぶりー！」
慎「おはよー」
北･A「「『おはよー』」」
大「先輩おひさー」
A「おひさー」
樹「おはよー。あ、初めまして田中樹って言います」
A「初めまして、北斗の姉です」
樹「Aさんですよね？」
A「あ、はい」
樹「やべー！超美人！」
A「え」
樹「隣乗って良いすか？」
A「はい、どう「樹は俺の隣な。慎太郎後ろ座れば？」
慎「Aさん隣いい？」
A「うん」
北斗ナイス
きょもは何かを察したのか樹の隣に乗った。
『ベルトした？』
「「「したー！」」」
その声を聞いて車を発進させる。
俺、ジェシー、北斗、大我、樹はルールのよく分からない謎のゲームをしている。
そういえば、さっきチラッと見えた慎太郎のポケットから見えたストラップ…Aのカバンに付いてたのと同じだよな？
Aと慎太郎の様子をミラー越しに見ようとしたが良く見えない。
気まずそうな雰囲気はないしお揃いのストラップを付けるくらい進展したなら大丈夫だろう。
両想いだと思うんだよなー。
Aがもっと素直になればなー。
そんなことを思いながらバーベキュー会場に向かった。
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作者名：きゅーり | 作成日時：2023年8月12日 9時
