Until I find true love (ページ41)

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episode40 ページ41

慎太郎side

Aさんが高地と付き合うことはない、俺のことをもっと知りたいって言ってくれた。

それだけでスニーカーのことなんかどうでも良くなる俺ってまだまだ餓鬼なんだろうな。

A「あ、優吾に振られたことあるの秘密ね？誰にも言ったことないから」

『北斗も？』

A「うん、北斗も」

『わかった笑』

北斗も知らないAさんの秘密知っちゃった…
ちょっと優越感。

A「慎太郎くん、ペアの物とか駄目なタイプ？」

『ううん。駄目じゃないよ』

駄目だったら今日の服装で喜んだりしない。

A「これ良かったら一つ貰ってくれないかな？」

『クリオネ？』

Aさんがバッグから出したのはガラス玉の中にクリオネが泳いでいるようなデザインのストラップ。
ペアなのだろう。一つの台紙に二つぶら下がってる。

A「可愛くてつい買っちゃったんだ笑」

『俺が貰っていいの？高地とか北斗とか…』

A「優吾とペアは嫌だよ笑北斗より慎太郎くんに貰ってほしいかな。水族館一緒に行った思い出にもなるし」

『…ありがとう』

A「緑と黄色どっちが良い？」

『じゃあ緑！』

俺が選ぶとAさんは緑の方を台紙から外して渡してくれた。

『ありがとう！』

A「いーえ、今日のお礼！」

その後ファミレスで早めの食事をしてAさんを家まで送ってから帰宅した。

『Aさんとお揃い…』

ストラップを見るだけでニヤける俺は相当変な奴だと思う。

“ピコン”

優吾明日家まで迎え行くけど10時半頃でいい?

もりいいよ!ありがとう!
ジェシー達には俺の家集合って言っとく!

優吾了解!ありがとう!

もり高地!本当ありがとう!勿体無いことしたな!

優吾なんの話だよ笑まぁ、どういたしまして?

二回目のありがとうはAさんのこと。Aさん振るなんて勿体無いことしたなって笑

高地がスニーカーをあげた真意を聞きたい気持ちはあるけど今はこの幸せを噛み締めたかった。

明日のバーベキューも楽しみだな。

ジェシー達に明日の時間を連絡して俺は明日に備えることにした。