Until I find true love (ページ28)

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episode27 ページ28

慎太郎side

A「ごめんなさい。気をつけます」

北「それ、この前も聞いた。これで何回目だと思ってる？だから脱衣所に下着仕舞う場所作れって言ってるんだよ。それに…」

北斗がAさんに説教してる。どっちが年上なのか分からない。

高地は気にせずコーヒー淹れてるし。

Aさんスッピンだとちょっと幼くなるんだなー。

優「飲む？」

『うん。もらおうかな』

高地が二人分のコーヒーを持ってきてくれた。

優「あと10分はかかるからゆっくりしとけ」

『いつもあんな感じ？』

優「まぁな。大概北斗もシスコンだから」

『そうなの！？』

優「ジェシーは知ってんじゃね？」

『俺だけ知らなかったのかー。悲しー』

優「あんまり姉貴いること人に言わないらしいからな笑」

『北斗とAさん相思相愛じゃん。俺、北斗の攻略まで出来るかなー』

優「そこは大丈夫だろ。北斗、慎太郎のこと信用してるっぽいし」

『そうだと良いけど』

優「そうだ。慎太郎来週の土曜日ひま？」

『なんで？』

優「北斗の誕生日じゃん？Aと北斗とバーベキューやるから来ねえかなって」

『あー…行きたいけど樹ときょもと約束してるんだよね』

優「誘ってみれば？2人が良ければ俺は大歓迎。なんならジェシーも呼んでよ。ジェシーも同じ美容院なら2人のこと知ってるっしょ？」

『まぁ仲は良いけど。Aさんと北斗に聞かなくていいの？』

優「樹がAに会ったことないだけで他は知らない奴等じゃないし大丈夫だろ。後で言っとくよ」

そう言って高地が見た先にはまだお説教をしている北斗としょんぼりしているAさん。

『Aさん今日北斗と約束あったのかな？』

優「さあ？あいつら用なくても家行き来してるし」

『カップルじゃん』

優「俺も一時期付き合ってんじゃないかって疑ったことある笑」

高地と北斗のAさんとの関係性を見てるとたまにモヤっとする。

今まで嫉妬なんかしたことなかったのに。

『…俺さAさんのこと思ってた以上に本気っぽい』

優「そっか。慎太郎顔洗ってこいよ」

『え？』

優「説教聞いてるの暇だし出掛けよーぜ笑」

『…うん笑』

高地は俺の気持ちを察したのかもしれない。

本当優しいな。

北斗に目で合図をして俺と高地はAさんの家を出た。