episode26 ページ27
高地side
Aが風呂に行って少ししたら慎太郎が起きてきた。
『おはよー』
慎「おはよー早いね」
『昨日押し付けたからな笑 あいつ記憶ないらしいけど大丈夫だった？』
慎「え、覚えてないの？」
『なんかあった？』
慎「まぁ…ちょっとだけ」
俺が帰った後のことを簡単に話してくれた。
『そういやさっき森本くんて呼んでたな』
慎「また初めからかー」
『今のこと話して名前呼んでもらえば？』
慎「なんか酔ってるとこに付け込んだみたいじゃん」
『ダメなの？』
慎「それで嫌われたくないじゃん」
『そんなんで嫌われねーよ笑』
話を聞く限りAが慎太郎のことを嫌ってる可能性はゼロだし、あの性格だから慎太郎の話を聞いたからって嫌うこともない。
多分すっげー申し訳なさそうに謝る笑
A「あ、森本くんおはよう」
慎「……おはよう」
頭にタオルを被ったAが出てきた。
慎太郎拗ねてる？笑
てか…
『お前ブラしろよ』
慎「！？」
A「あ、忘れてた」
Aは特に気にした様子もなく寝室に向かった。
『慎太郎？』
慎「…」
『おーい、慎太郎ー』
慎「…Aさんて危機感ないの？」
『俺と北斗の前で皆無なのは確か』
慎「…」
『うまくいっても苦労しそうだな笑』
慎「俺、どうすれば良い？」
『俺に聞かれてもなー』
慎太郎が大きな溜め息をついた時玄関から音が聞こえてきた。
北「高地来てたんだ。おはよう…え？慎太郎？」
『おはよー』
慎「あ、おはよう」
北「おはよう…待って、なんで慎太郎がAの家にいるの？しかもそのジャージ…てか、Aは？どこ行ったの？もしかして修羅場だったりする？」
『全然修羅場じゃねーよ笑』
プチパニックになってる北斗にかくかくしかじかで…と説明が終わったタイミングでAが戻ってきた。
A「あ、北斗おはよ〜」
北「おはよ〜じゃないよ！あなたね、何回言えば分かるの？俺とか高地がいる時はノーブラで絶対風呂から出てくんなって言ってるだろ。しかも今日は慎太郎もいるんだぞ？もうちょっと危機感持て！これが信用ならない人間だったらあなた襲われてるよ？しかも、あの酒まで飲んで慎太郎に絡んで？何考えてんの？本当Aは…」
北斗の説教が始まった笑
怒られてる本人はしょんぼりしてるし、慎太郎は唖然としている。
長くなりそうだしコーヒーでも飲むかー。
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作者名：きゅーり | 作成日時：2023年8月12日 9時
