Until I find true love (ページ17)

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episode16 ページ17

慎太郎side

高地さんが来て驚いたと言うよりショックだった。

友達って男だったんだ
Aさんは高地さんのこと名前で呼ぶんだ
昨日酔っ払って寝てたのって高地さんだったんだ
Aさんと高地さんはお互いのことよく分かってるんだ

高地さんが来てまだ5分も経っていないのにこれだけの情報が一気に入ってきた。俺は高地さんの話にマトモな返事を出来ていたのだろうか。

優「ごめん、俺初っ端嘘ついた笑」

『え？』

優「はじめましてじゃないね笑さっき美容院で会ったんだよ俺ら」

『あ…ブラコンの美人の友達…』

優「やっぱ聞こえてた？笑それがあいつ笑」

色々考え過ぎて気づかなかったが言われたら確かに樹の店にいた人だ。

てことは、俺がセットしてもらったのを知ってるってことだ。

優「気合い入れ過ぎてない髪型いいと思うよ」

うわっ超恥ずい。

一人であわあわしていると

優「Aのこと好きなんだ？」

いきなりそんな事を言われ更に焦った俺は

『あ、その…Aさんてブラコンなんですか？』

優「ブラコンはお断りな感じ？」

『いや、そんなことないですけど…』

Aさんがブラコンなのかというどうでも良いことを聞いてしまった。

優「じゃあ、その言葉信じて言うわ。Aのこと本気で落としてくんね？」

『はい？』

優「俺、あいつの彼氏に“Aの親友です！Aをよろしくお願いします！”って挨拶すんの夢なんだよね」

『そうなんですか…』

何を言ってるんだこの人は。

A「ごめんね〜お手洗い結構並んでて(汗)」

優「女子って結構並ぶよなー。行くか」

Aさんが戻ってきたため高地さんの真意が分からないままこの話は中断された。

カフェの料金は待たせたお詫びと言って高地さんが払ってくれた。