Until I find true love (ページ14)

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episode13 ページ14

時刻は13時20分

待ち合わせ場所がある駅前広場の入口に着いた。
このまま歩いたらあと数十秒で待ち合わせ場所に着いてしまう。

基本人を待たせるのが嫌いな私はいつも待ち合わせ時間の10分前には着くようにしている。

でも今日に限っては10分前に着きたくなかった。

楽しみにしてたみたいに勘違いされるの嫌だし。

家を出る時間を完全に間違えた。

私は今日、優吾と友達くんを会わせて“私の好きな人は優吾です”感を出そうと企んでいる。

勿論、優吾にそんな事を言ったら怒られそうなので言ってない。

そんな事を考えながら歩いていると

慎「あ！Aさーん！」

友達くんが既に待っていた。

キラキラの笑顔で手を振っている。

『すいません。お待たせしました』

慎「いえ！俺もさっき着いたんで！えっと…お友達は一緒じゃないんですか？」

『今、美容院に行ってるらしくて終わったら来るって言ってました。あと一時間もしないで来ると思うんですけど…』

慎「そうなんですね！そしたら先にフラフラするよりどっかで待ちます？待ってる間にプレゼント何がいいかアドバイスください！」

『あ…はい。そうしましょうか。』

本当にこの子はあの人見知りの北斗と仲が良いのだろうか。そう疑ってしまう程彼はコミュ力があって驚いている。

私達は近くのカフェへ入った。

そして私は優吾にメッセージを送った。

A駅前広場カフェ入口入って右奥、早く。

返信はないがすぐ既読になったので良しとしよう。