Until I find true love (ページ13)

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episode12 ページ13

慎太郎side

Aさんと出掛けるのが楽しみ過ぎて早起きしてしまった。
遠足が楽しみな小学生かって！笑

早起きをしたところで女子ではないので特別準備することもない。待ち合わせまであと2時間程ある。

部屋の掃除も普段しないような細かいところまで綺麗にしてしまった。やることがない。

樹暇かな。
髪セットしてくれないかな。

もり今日ひま?
髪セットしてくんない?

樹12時過ぎから少し空くから来ていいよ。

もりありがとう!
今から行く!

樹了解

樹は高校の同級生。
20歳で専門学校を卒業して2年経った今年の春に独立し小さな美容院を開いた。

一人では大変だからと樹の従兄弟のきょもを受付として雇っている。

樹の美容院に通うようになってきょもとも仲良くなった。

俺とジェシーはここの常連だ。

『こんちはー！』

大「おー！いらっしゃい」

樹「よっ。そこ座ってて」

樹の美容院に行くと先客が一人。

その人と一個空けた席に案内される。

樹はもう一人のお客さんの接客中だ。

樹「それにしても意外。男女の友情は成立しない派に見えるのに笑」

「あいつは特殊だよ笑色んな面見過ぎて友達でいた方が安全ってやつ笑」

樹「えー！会ってみてー！今度連れて来てよ！」

「全然連れて来るよ笑大我も最近会ってないだろうし」

大「ブラコン先輩は半年以上会ってないわー」

樹「あ、そっか同級生ってことはきょもの先輩か。ブラコンの美人超気になるー！笑」

あの人も樹ときょもの知り合いなのだろう。

かなり気さくに話している。

ブラコンの美人。俺も気になる。

樹「よし、これで少し置くね。きょもーカフェラテお願い」

大「はーい」

樹「慎太郎、お待たせ。どんな感じにする？」

先客の待ち時間に樹が来てくれた。

『あー、気合い入れ過ぎてない感じで』

樹「何？デートじゃないの？」

『デートではない相手の友達も来るし』

樹「ふーん、まぁいいや。何時に出たいとかある？」

『13時頃には出たいかな』

樹「了解。この辺気になるからちょっと切っていい？」

『任せる』

そうして樹は13時ピッタリに店を出してくれた。
勿論、かなり良い感じのセットをして。

大「今度詳しく聞かせてよ〜」

きょもはデートの成功祈願と言って樹に確認を取らずに半額にしてくれた。
怒られないのかなと思ったがお言葉に甘えた。