Part11 ページ11
キヨside
教室に戻ってプリンを食べた
｢レトさんが私の名前を…｣
キ｢あーはいはい呼んだのねー｣
その話、7回目…
直接名前で呼ばれたことないのかな？
レトさん俺と遊んでる時は
Aのこと名前で呼んでたけど…
キ｢てか、名前くらいでそんな騒ぐ？｣
｢そりゃ嬉しいからね〜｣
キ｢………A｣
｢何？｣
…騒がんのかい
はいはい、俺は論外ね
レトさん限定ですか、そうですか
キ｢……呼んだだけ｣
｢はぁ〜？｣
何がいいんだか…
キ｢つーか勉強教えてくんね？｣
｢いいよ、テスト近いもんね｣
テスト前はいつも数学を教えてもらっていた
キ｢なんでここ1.35になるの？｣
｢公式使ってみて｣
キ｢おぉ、できた
じゃあここは？確率1/15って…｣
｢これはCを使って…｣
・
・
・
キ｢やっぱ先生から習うよりAに
教えてもらった方がわかりやすい｣
｢えぇ〜ほんと〜？｣
Aが自分の勉強に取りかかる
垂れ下がる髪の毛を耳にかける仕草が
妙に大人びて見えた
キ｢………｣
｢？……どしたぁ｣
でも喋り口調は子どもっぽくて安心した
キ｢別に…なんでもねぇ｣
違和感を感じた
違和感というか焦りというか…
大人びたAを見ていると
小さかった頃のAはもういないんだなって
一緒に育ってきたはずなのに
俺だけが取り残されている様な感覚になった
｢キッ……キヨ？｣
俺は無意識なうちにAの垂れ下がった
髪の毛を耳にかけていた
そのままフェイスラインを伝って
顎を持ち上げた
だめなのはわかってる…
わかってるから…
誰か止めてくれ…
もう少しで唇が触れそうになった時
こーすけ達が教室に入ってきた
フ｢あ、やべ、お取り込み中だった｣
こ｢俺たち先に玄関で待ってるから
ごゆっくりどうぞ〜｣
ピシャッとドアが閉まった
キ｢ご、ごめん！…俺…何して…｣
｢だ、大丈夫…｣
Aの耳が赤くなっていた
キ｢なに照れてんだよ…｣
｢し、仕方ないじゃん！
だってあんなことされたら…｣
…超可愛い
｢早く帰ろ………………拓哉…｣
キ｢え？｣
｢ばーか！｣
Aが走って教室から出ていった
全身の力が一気に抜けた
キ｢しとけばよかったぁぁぁ｣
なんでちょっと躊躇ったんだよ！
それにアイツらタイミング良すぎな？
''拓哉''
……案外悪くねーな
.
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Daze(プロフ) - らーさん» ありがとうございます！！めちゃんこモチベがあがりました！これからも頑張ります！ (2020年8月13日 13時) (
レス) id: 4df5ce2355 (このIDを非表示/違反報告)
らー - めちゃくちゃ面白くて楽しませて貰ってます！更新頑張って下さい！ (2020年8月13日 11時) (レス) id: dfcc16d1fd (このIDを非表示/違反報告)
Daze(プロフ) - れもんの汁のビタミンCさん» ウッッ！めちゃくちゃ嬉しい感想のせいでモチベが急上昇#1だぜぇ！(訳:読んでくださりありがとうございます。作者嬉しすぎて死す、です。) (2020年8月3日 1時) (レス) id: 4df5ce2355 (このIDを非表示/違反報告)
れもんの汁のビタミンC(プロフ) - クッッ！！続きが気になりまくるぜぇ！！ (2020年8月2日 0時) (レス) id: 7f0fe2186e (このIDを非表示/違反報告)
緋奈香 - ご返信ありがとうございます…！！関西弁の実況者さんの中でもめっちゃ好きです！！(笑)えっ牛さん…！？私の推しじゃないですか！！更新楽しみにしてますね(^^♪ (2020年7月7日 18時) (レス) id: 6b4203fd69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなめ | 作成日時：2020年6月8日 22時
