キヨ【病】VS レト 20 ページ20
キヨside
うっしーを自分の部屋に
寝かせ外側から鍵をかけた
浴室に行くとレトさんが
ドライヤーでAの髪を乾かしていた
「あ、お兄ちゃん！
うっしーは…大丈夫なの？」
キ「うん…手当は俺がしたよ
今は俺の部屋で寝かせてる」
「そっか…でも心配」
牛沢のことなんて
どうでもいいんだよ
それよりも
キ「…レトさんと風呂入ったの？」
「そうだよ、ダメだった？」
キ「俺はそんなこと許してないぞ」
レ「…ごめん、なさい。
けどなにもしてないよ…」
「別に私たち付き合ってるんだしいいじゃん！
お兄ちゃんは黙ってて！」
Aがレトさんに抱きつく
「ねー？レトさん」
レ「あ…う…うん」
え？
Aの好きな人は俺だろ？
なんで好きでもない男に抱きつくの？
嫌だよ
嫌だ嫌だ
Aは俺のものだ
違う
これでいいんだ
Aがレトさんに捨てられて
失望したAに優しく寄り添う
そしたらAはどんどん
俺に依存していく
計画どうりじゃないか
大丈夫、大丈夫
でも
やだよ
好きにならないで
俺のことだけ見ててよ
キ「っ……」
耳を塞いで2階に駆け上がる
自分の部屋の鍵を開け
壁に寄りかかって座る
牛「…キヨ……どうしたの？」
うっしーがベッドに腰掛けていた
牛「…おいでよ」
うっしーは
ポンポンと自分の膝を叩いた
自然と足がうっしーに
向かって歩き出す
今は誰でもいいから
俺に優しくしてくれ
うっしーの膝の上に
頭を乗せた
牛「…大丈夫、大丈夫」
優しく頭を撫でられる
その時、今まで溜め込んできたものが
一気に溢れ出した
キ「俺なにしてんだろう？
ほんと馬鹿だよな…
自分で望んだことなのにさ」
牛「他の人を好きになるなんて
Aには絶対無理だよ
だって
キヨに依存しすぎてキヨのことしか
見てないからね
だから
わざとみせつけて
キヨに嫉妬してもらいたかったんじゃない？」
キ「Aが…そんなことするの？」
牛「そうじゃなかったら
好きでもない男に抱きつくわけないよ
Aはキヨのことが好き
好きゆえの行動なんだと思うよ」
キ「…Aは俺のことが好き」
牛「そうそう
Aはキヨから絶対に離れない」
キ「Aは俺から絶対に離れない」
牛「Aはずっとキヨのもの」
キ「Aはずっと俺のもの」
牛「邪魔なヤツらは全員」
キ「…ぶっ潰す」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
K - 予想できない急展開に鳥肌が止まりませんでした！BADと思われるエンドでこんなにも飲み込まれるような感覚になるとはっっ！記憶を消してもう一度じっくり味わいたいです。素晴らしい作品を生み出してくださって本当にありがとうございます！お身体、ご自愛ください。 (2023年3月28日 13時) (
レス) @page42 id: 926cabc4b9 (このIDを非表示/違反報告)
Daze(プロフ) - ベルフラワーさん» コメントありがとうございます！また体調の心配もして下さりありがたい限りです。混ざらないシリーズ...いいですね〜！今度から使わせていただきます！m(_ _)m (2020年5月9日 3時) (レス) id: 4df5ce2355 (このIDを非表示/違反報告)
ベルフラワー(プロフ) - まさか…この人はぁぁああぁぁ!?ってなりましたw ほんと凄いです。この混ざらないシリーズ大好きです。応援してます。無理をせず、更新頑張って下さい!!(*^▽^*) (2020年5月8日 21時) (レス) id: 59df5d6031 (このIDを非表示/違反報告)
Daze(プロフ) - Evaさん» コメントありがとうございます！体調はもうすっかり良くなりました！笑 心配して下さりありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年5月8日 8時) (レス) id: 4df5ce2355 (このIDを非表示/違反報告)
Eva - 毎日更新楽しみにしてます！お身体に負担がかからない程度に頑張ってください！応援してます！ (2020年5月7日 23時) (レス) id: a1f2b3bb01 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Daze | 作成日時：2020年3月10日 2時
