クマとオオカミ (ページ14)

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ウルフを買い取りしてもらう　1 ページ14

貴方視点
そういえば、私の姿オオカミだから同族のウルフを倒したの？と、思ったら血の気が引いた。
『(もう、ウルフは殺したくないな)』
そう心に誓った。が、彼方から襲ってきたらどうしようかな。
そう考えているうちに門の近くまできていた。

門の前まで来ると門兵が待ち構えていた。
目線はまっすぐに私達(特にユナ)を見ていた。
そこで思い出す私達の姿を････
怪しくが怖くはないはずだ。
フィナは「可愛い」って言ってくれたし。
私自身も可愛くて恥ずかしいほどに。
それにこのケモミミとしっぽ･････。
フィナくらいだったら可愛いけど、私は似合わない
門兵「そっちの嬢ちゃんは、薬草を探しに行った子だったな。薬草は見つかったかい。」
フィナ「はい」
と、嬉しそうに微笑む。
門兵「それはよかった。約束を守って森の奥に行かなかったようだね。奥には魔物がいるからな。」
その言葉に苦笑いをする。
門兵「それで、その変な格好をした嬢ちゃん達はなんなんだ。１人はまだましだけども。」
ユナ「気にしないでもらえると、助かります。」
門兵「まあ、着る服なんて人それぞれだしな。とりあえず、入るなら身分証を見せてくれ。」
フィナは住民カードを見せている。
『私達はこの街の住人じゃないけど、お金を払えば入れるって聞きました。カードがない場所で暮らしていたので。』
フィナと来る前に考えた嘘を並べる。
門兵「そうなのか、なら、税金として銀貨１枚と犯罪経歴を調べさせてもらっている。」
ユナが私の分のお金も一緒に門兵に渡す。
門兵「それじゃ、こっちの部屋に来てくれるか。」
犯罪はこの世界でも、現実世界でもしてない。