狂気のカウントダウン3 ページ36
「……目に、傷が入ってる……。」
眼球に破片がかすってしまったのか、僅かな傷がついていた。僅か、とは言えど目を使う個性ならば今後何か影響が出るに違いない。
「目に対して治癒は出来ないの？」
「眼球、となるとどうもね……。私自身、眼球の治癒をしたことが無いから下手に出来ない。加えて先生はドライアイ……水分を通常の治癒よりも奪ってしまう私の方法だと、悪化しかねないの。」
「じ、じゃあ……どうすることも出来ないのかよ？！」
「今は、ね。私が出来なくても、病院とかリカバリーガールなら直せると思う。外の怪我だけを治して、あとは本職に任せよう。」
「……私自身は、すごく悔しいんだけどね。もっと勉強しなきゃ。」
ボロボロの皮膚に炎を纏わせ、再生を促していく。できる限りのことをした、あとは回復を待つだけ……という時。後方から何かが襲いかかった。
咄嗟に振り向いた先には、いつの間にか腕が復活している脳無と対峙するオールマイトの姿。彼は血を吐きながらも拳を交え続けていた。襲いかかったものの正体はそれによって生まれた風圧だったのだ。
「ヒーローとは常にピンチをぶち壊していくもの！
――――――――――更に向こうへ！Puls Ultra ！！」
彼の高らかな声とともに、ラッシュの中でも1番強い音が響き渡った。そして、
「さてと
「チートが……！！」
脳無は天井を打ち破り、USJ内から姿を消した。この時、私とクラスメイトの心は一致していたと思う。
(これが…………トップ。)
(プロの世界か…………！)
どんな理不尽な相手でも、最後まで諦めず戦い続ける。やはりあの人はNo.1だと肌で感じ取った。私が
(あぁ…………。)
「すっっっげぇな！さすがオールマイトだぜ！」
「ええそうね、教師はカンペ見ながらの新人さんだけれど……戦闘じゃ、超えるべき高い壁になるんだもの。」
「な、夜桜もそう思うよな！」
「……そうだね、峰田くん。」
(私も、眩しすぎると思うよ。)
一方、光によって押し負けた
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ジャコ(プロフ) - ありがとうございます！実は啓吾兄さんの話に関してはお兄ちゃんしてるけど心に秘めるは……っていう展開が好きなのでその1億点が大変嬉しいものです(˶' ᵕ ' ˶) (2022年10月30日 18時) (
レス) id: 4409a0c551 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - お話やキャラ設定、面白くて続きが気になります！👀私的に、ホークスのことを啓悟兄さん呼びなのが1億点です（笑） (2022年10月30日 14時) (レス) @page36 id: cf0912901f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジャコ | 作成日時：2022年6月30日 0時
