私のヒーローアカデミア1 ページ3
ふと、彼らの下に1つの気配を見つける。思わずそこに目をやれば、黄色い物体から出る黒髪があった。
気配の正体は恩人であるイレイザーヘッドだった。
彼はじっとこちらを見つめると、寝袋の中の手を動かしながら口を開いた。
……所でイレイザーヘッド、そこから私を見たら茶髪の子のスカート覗いてるみたいな絵面なので辞めた方がいいと思います。
「……お友達ごっこしたいなら
ここは……ヒーロー科だぞ。」
イレイザーヘッドは寝袋から取り出したウィダーゼリーを勢いよく吸い、一気に空にする。突然の登場にクラス一同は騒然とした。きっと皆こう思っただろう。
((((なんか！！！いるぅ！！？？？？))))
そんな情緒は気にもせず、イレイザーヘッドは立ち上がり寝袋から出た。もう一度全体を見渡すように見た彼は、トゲのある自己紹介を始める。朝の飯田くんとは正反対の物に、どちらが正しいのだろうと頭の片隅で考えていた。
「はい、静かになるまでに8秒掛かりました。時間は有限、君達は合理性に欠くね。
……担任の相澤消太だ。よろしくね。」
イレイザーヘッドの苗字を始めて知った。あの頃はまだ情報収集能力が足りてなかったなと、幼い自分に反省会を開いていれば、再び寝袋を漁り出す。中からにょろにょろと出てきたのは体操服と思わしきものだった。
「早速だがこれ着てグラウンドに出ろ。」
そう言って去っていくイレイザーヘッド……もといイレイザー先生。再会の挨拶をしたくて、急いで更衣室へ向かった。
私を見つめる複数の瞳には気がつくことなく。私はイレイザー先生の元へと走っていったのだった。
急いで移動したため、グラウンドにいたのは私とイレイザー先生だけだ。きっと先程の件もあってもう少しすれば生徒が出てくるはず。その前までに挨拶を済ませようと私はイレイザー先生に近づいた。
「お久しぶりですね。あの説は本当にありがとうございました。あとイレイザー先生、よろしくお願いします。」
「ん、合理的な挨拶だな。久しぶり。俺はお前の過去も所属も知っているが、特別扱い……免除なんて行うつもりはない。全力で食いかかってこい。」
「当然です。免許取得済みである以上、常に正答を叩き出すつもりでいきます。……そろそろ生徒が来そうなので離れておきますね。」
「あ、ちょっと待て。」
この関係がバレてしまえば不味いことになる。そう思って離れようとした時、イレイザー先生に止められた。
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ジャコ(プロフ) - ありがとうございます！実は啓吾兄さんの話に関してはお兄ちゃんしてるけど心に秘めるは……っていう展開が好きなのでその1億点が大変嬉しいものです(˶' ᵕ ' ˶) (2022年10月30日 18時) (
レス) id: 4409a0c551 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - お話やキャラ設定、面白くて続きが気になります！👀私的に、ホークスのことを啓悟兄さん呼びなのが1億点です（笑） (2022年10月30日 14時) (レス) @page36 id: cf0912901f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジャコ | 作成日時：2022年6月30日 0時
