これからの世界2 ページ31
「……あの事件の関係者で助かったのは私だけです。でも、輸送された子や売られてしまった子など、まだ全員は救われていません。」
「私は、一日でも早く苦しむ彼らを解放したいです。」
答えはもう決まった。
「ミッドナイトさん、イレイザーヘッドさん。私を養子に受け入れる事を提案して下さりありがとうございました。でも私は、この事件のために動きます。」
「目良さん、私を……公安で引き取って貰えませんか。」
私だけ掬った事を非難するより、できることがあるならば。そのためなら、私はこの命を全力で捧げよう。
「……私の同胞と、数多くの未来のために。」
目良さんに、そして掬ってくれた2人のヒーローに向けて、また今活動中であろうヒーローに向けても。頭を下げてお願いした。すると、大きなため息が聞こえた。何処からだろうか、頭を上げれば目良さんが眉間の当たりを押している。
「……え？あ、あの……。」
「あぁ、決してAさんが悪いわけではないですよ。貴方を思ったように伝えましたが、率直に言えば被害者で傷ついた貴方を利用するようなものです。まだ成人もしていない幼い貴方が、こんな選択をしなければならない事実にため息をついただけですよ。」
「……目良さん。この子の自由は保証してくれるの？ますか、公安の教育プログラムで成人まで縛ろうとかはないわよね。」
「ええ、それは勿論です。私としてもこの件に関しては反対派に近いので、できる限り外の学校に行かせます。犯罪組織と同じ様なマネはさせません。」
「……なら安心ね。」
その後、必要な書類やら説明やらを受けて、私の手枷は解除された。体のこともあるので3日後に退院、その後公安に移動するらしい。ミッドナイトさんやイレイザーヘッドさんはヒーロー活動があるため、明日明後日あたりは来れそうにないとのことだった。
「ごめんね、ずっと居られなくて。」
「イレイザーヘッドさん、私は慣れてるので大丈夫ですよ。あ、でも目の前に人の気配がないって言うのは初めてだからちょっと寝付くのは遅くなりそうですが……。」
最後に会話をしたいと思いイレイザーヘッドさんと目を合わせると、申し訳なさげに声を掛けられる。素直に返答をしたがどうやら間違いだったらしい。苦しげに逸らされてしまった。どうにか出来ないかと考えていると、病室の外から聞き覚えのある声が聞き取れた。
「わーたーしが……」
「少女のことが心配で人形と一緒に来たぁ！！！」
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ジャコ(プロフ) - ぬうさん» 返信遅れてごめんなさい！こちらこそありがとうございます！待ってくれている人がいると思うと頑張れます……！ (8月8日 14時) (
レス) id: 245b9733ce (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - 公開ありがとうです() (8月4日 2時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
ジャコ(プロフ) - 質問ありがとうございます。続編のパスワードは一時的につけているものです！そろそろ公開する予定なので、ご安心ください！ (2022年7月5日 17時) (レス) id: 4409a0c551 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 質問失礼します！続編のパスワードについて公開してるけど鍵をしているのか全て終わった後まとめて公開などで鍵をしてるいるのか知りたいです！もし前者の場合教えてもらうことは可能でしょうか？更新頑張って下さい！応援してます！ (2022年7月5日 16時) (レス) @page50 id: ee1511a796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジャコ | 作成日時：2021年10月8日 18時
