一緒に行こうか (ページ19)

今日:13 hit、昨日:1 hit、合計:3,303 hit

【過去】ページ19

輩「見逃せ？」

「あぁ...」

輩「無理だな。そいつの念は使える」

「...」

アランは、話しながらAを逃がそうと考える

『兄ちゃん..にげよぉ』

「念？Aに念があるってか？
残念だな...それは間違いだ」

輩「なに？」

「Aに念なんてねぇ..」

輩「...どういう事だ」

「プロハンターをなめんなって事だよ！！」

輩「！」

アランは立ち上がって、輩に体当たりして
馬乗りになる

「A！！逃げろ！」

『兄ちゃん！やだ！！』

輩「ガキを逃がすな！！」

「逃げろ！！！」

『やだ！！』

輩「この」

「っ」

アランが後ろに居るAを振り向いた瞬間
輩はアランに斬りかかった

「てめぇ...！！」

アランは首に手をかける

「Aに手を出すな..誓えば離す」

輩「...わかっ」

「A！逃げろ！！今すぐ！」

『やだ！やだ』

Aは泣いて動かない

「くそ」

その時、アランに首を掴まれてる輩が
ふところから拳銃を出した

『！...兄ちゃん！』

「！？..」

アランが後ろを向いた時には遅かった

銃弾は頭を撃ち抜いた

「...」

アランは、後ろに倒れ込む

『あ...うぁ』

「...A」

『兄ちゃん...兄ちゃん』

「伸び...てる.....逃げろ」

アランは、咄嗟に輩の首を折っていた

他の仲間はもう既にいない

「早く.....逃げ...ろ」

『兄ちゃん...、やだっ』

「...A、時間、ない」

家には、火が放たれた

「いきろ...A」

『やだ！』

「ハンターに.....なれ」

アランは、喋らなくなった

『うぁ..ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ』

Aの念が溢れ出す

Aは、記憶を消した。
無意識に消した

思い出せないほど奥深く隠した

それが、Aの能力の１つだった