一緒に行こうか (ページ13)

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意識を失う前、クラピカに似た人を見た気がした

「そそられるね」

『..』

かろうじて、目を開けると
ヒソカが俺を見下ろしていた

『...ヒ....カ』

「うん、喋らなくてもいいよ。」

ヒソカは俺の目の前にしゃがんで、顔に触った

『ひっ...ぁ』

嫌だ。触らないで

「大丈夫だよ。クラピカの所に帰してあげるから」

『...や.....いや』

ヒソカは構わず俺に触れる

嫌だ..やだよ

─────────────────────
「何の用だ」

ヒソカ「まぁ、ちょっとね」

待ち合わせ場所に行けば、ヒソカはトランプで遊んでいた

「今は忙しいんだ」

ヒソカ「じゃあ、取り引きしようよ。
いつものじゃないけどね」

「...」

何を言い出すんだ

ヒソカ「今日は情報は渡さない。
代わりに、彼をかえしてあげる」

「えっ」

ヒソカは後ろから、Aを引っ張った

「A..！！」

『.....クラ...ピカ...？』

焦点があってない

「ヒソカ！一体何があったんだ！」

ヒソカ「拷問受けたんだよ。彼、以外と口固いんだね」

「なんだと」

『クラ...カ......クラピカァ』

Aは、泣き出した

「...ヒソカ、Aを返せ。
何が欲しいんだ」

ヒソカ「彼はかえすよ★欲しいものは、別にない▲...一つ注告あってね」

「なんだ」

ヒソカ「彼、きっと、気に入られちゃったから
...ちゃんと見てないと、今度は返せないよ◆
......僕でも無理だから」

そう言ってヒソカは消えた。

私はAに駆け寄る

「A、私だ。わかるか？」

『うぁっ...怖かっ......、痛かったっ』

「済まなかった。もう大丈夫だからな」

優しくAを抱きしめて、落ち着かせる

「大丈夫だ......もう大丈夫..な？
泣くな、私がいるから。絶対、離れないから」

まるで自分に言い聞かせるように言う

「帰ろう。A、」

Aはただ、頷いた
よほど、恐ろしかったんだろう

帰る途中も、ずっと泣いていた