【HQ】君の名は。【影山飛雄】

君の名は―19― ページ19

｢はっ……叶羽だ、生きてる……｣



｢お姉ちゃんまた、胸……｣



｢妹だ…奏羽!!｣



｢ひぇぇ!?｣



戻ってこれた。まだ間に合う!!



｢おはよ。あら、あんた叶羽じゃないのう｣



｢おばあちゃん……知ってたのか｣



｢ここんとこのあんた見とったら思い出したわ。わしも少女の頃、不思議な夢を見た記憶がある。夢で誰と変わっていたのかは覚えてないがな……｣



｢もしかしたら、上田の人達の全部今日のためにあったのかもしれない。おばあちゃん聞いてくれ!今夜隕石が、街に落ちて皆死ぬ!!｣




信じてくれると思ったんだが……そんなこと誰も信じないって以外に普通のこというばあちゃんだ。




｢あ、叶羽……!?どした、その髪……｣



｢かっ、髪、髪がぁ!!｣



｢あー、これか。前の方が良かったと思う｣



｢軽いな……｣



｢そんなことより、このままだと皆死ぬ!!｣



｢｢え？｣｣



声がデカすぎたのか、クラスの全員がこっちに目を向けた。



｢だから、私たちで!｣

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