妖欄綺鍵陸 (ページ48)

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弍百仇拾捌ページ48

知念「それ、自分も死ぬけど？」
　

佐久間「構いません。

俺は…それほどのことをしたので」

佐久間は強く拳を握りしめる

佐久間「俺がちゃんとしていれば呑まれなかったし、他の皆を巻き込むこともなかった。

それほどのことをしたんです」

…佐久間は自分をも罰して終わらせようとしてるんだ

知念「それはいいんだけど…淳太がそれを知ったら余計止めると思うんだ」

佐久間「…本家の、『間の者』ですよね。

彼は優しい…恐らく、自分の身を滅ぼしてでも修復します。

ぬらりひょん様、そちらも止めてくださいね」

注文の多いな

知念「…で、どうして家が崩れたの？」

佐久間「…サクマがラウとコウジを追いかけて。

コウジの冷気やサクマが奪った糸などで戦っていたんです。

そして…サクマが雷獣の雷を使ったんです。

そしたら家が崩れて…」

そこまで脆くなってたのか、この家

佐久間「ぬらりひょん様…お願い、します。

サクマを…負の連鎖を…ここで」

知念「佐久間…？」

佐久間がふらふらとして、頭を抱える

ゆっくりと…髪色がピンクになってきた

僕は距離をとる

サクマ「記憶が…また飛んでる…どういうことか、教えていただけますか…ぬらりひょん様!!」