妖欄綺鍵陸 (ページ47)

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弍百仇拾漆ページ47

僕は錫杖を持つ力を強くする

　

普通、呑まれたものは人格が妖の方を優先される

人間だった頃の記憶なんてない

…だから、サクマが言っていることは嘘かもしれない

知念「信用出来ない、何か証明出来るものは無いの？」

佐久間「えっと…俺の『間の者』としての力を明かします。

恐らく、サクマは何も考えずに使っているから」

…何それ

佐久間「俺の力は妖の力を奪うことが出来、それを使うことも出来ます。

…それが、分家の力」

知念「なるほどね」

その奪ったのが、風磨と大ちゃん

知念「髪色が違う理由は？」

佐久間「それは分からないんですけど…サクマの時はピンク、佐久間大介の時は白髪…というか、金髪になります」

知念「あ、金髪なのそれ」

佐久間「色が抜けているだけです」

…さて

知念「わざわざサクマから出てきて僕になんの用？」

佐久間「…まず、残りの呑まれたものの皆は助けてください。

彼らはサクマの恐怖に従っているだけなのです」

知念「サクマの恐怖？」

佐久間「逆らったら力を奪われる、そしてこき使われる。

…雲外鏡を見せしめとしていました」

風磨、ここにいたんだ

知念「それで次は？」

佐久間「サクマだけは…許さないでください。

ぬらりひょん様の力を全て持って…叩き潰してください」