妖欄綺鍵陸 (ページ5)

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弍百伍拾伍ページ5

神山「美味しいぃ」

　

薮「リスみたい…」

ほっぺに詰め込んで美味しそうに食べる神ちゃん

…可愛いな

神山「都会ってすごいな。

こんなものまであるんか」

薮「都会行きたくなった？」

そう聞くと首を横に振った

神山「まさか。

俺はこの村が好きやからな、ずっとここにおりたいで？」

可愛い…

神山「今度淳太が行った時に買ってもらおかな」

フッカ「そんな無理に決まってる。

めんどくさい、それだけさ」

頭を撫でようかなと思ったらフッカの声がした

何事かと思ったらいつの間にか俺らの隣にいた

フッカ「そんなに美味しいものならこの村捨てて食べに行けばいいじゃん。

なんでこの村にこだわるの？」

神山「なんでって…この村が好きやから」

フッカ「好きって言う理由だけで留まる理由にならないでしょ？

契約というものに縛られている、本当はそんなもの捨てて自由になりたい癖に」

薮「離れろ」

金棒を振り、神ちゃんとフッカを引き剥がす

フッカは覚…攻撃力はない

もしかしてだが、精神攻撃をするつもりなのか!?

薮「神ちゃん…!!」