妖欄綺鍵陸 (ページ40)

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弍百仇拾ページ40

佐藤「…帰ってくるのであればなにかひと声かけてください。
　

　
油断してました…」

妖界に到着してすぐに勝利の元に向かった

勝利は驚きながらも今までの事を話してくれる

今まで送った妖たちは大人しくしているそうだ

そもそも避難している場所が僕(ぬらりひょん)の敷地内だから他の妖たちが手を出してくることもないらしい

知念「…で、誰？」

菊池「菊池風磨と申します。

…力を奪われた、哀れな雲外鏡です」

そして隣にいたのは知らない妖

まさかとは思ったけど…

伊野尾「ね、ラッキーでしょ？」

ラッキーすぎるって!!

知念「…ちょうど良かった。

雲外鏡の力について聞きたいことが何個かあったの。

僕が質問するから…正直に話してくれる？」

菊池「ぬらりひょん様のご質問には嘘偽りなくお答え致します」

…この硬い雰囲気、苦手だな

知念「雲外鏡は妖界から人間界へ行く道…それはあってる？」

そう聞くと風磨は首を横に振った

菊池「それはサクマが使っているからです。

本来の雲外鏡の力は…空間と空間を繋ぐもの。

つまり、俺が使えば一方通行ではなく往復通行ができます」