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弍百漆拾漆 ページ27
コウジ「ラウ…ラウ…」
ラウの名前を呟きながら『間の者』を探す
こんな夜に探す理由は、人間ってこの時間眠くなるやろ？
早くせんとラウが…という焦りも俺を動かす
コウジ「どこにおるんや…出て来い」
がむしゃらに探して意味あるか、と聞かれたら意味ない、と答えるやろ
それでも…俺のエゴでもええ
大切な人を守るために俺は頑張るだけや
辺りを凍らせ、冷気で存在感を放つ
コウジ「もう…妖界がどうとか、人間界がどうとか…どうでもええ。
俺は大切な人を…守るために力を使う。
それは『鍵』を使って戦う人間と何が違うんや？」
同じやろ
ただ、自分自身の力か否かという問題なだけ
コウジ「…誰か、止めてや」
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作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2024年2月25日 8時
