妖欄綺鍵陸 (ページ3)

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弍百伍拾参ページ3

中間「…俺、また悪いことしました？」

　

帰ってきて正座させられること多いな…なんて思いながら大人しくする

知念「今回は大切な話なの。

…淳太さ、自分の体に違和感を感じたことはない？」

自分の体？

中間「まぁ、眠る時間は多くなったなくらいかな」

高木「妖の面から言うよ。

淳太くんは今、妖力を持ってる」

…妖力

中間「それって他のメンバーも持ってるんやろ？

持ってても問題ないと思うんやけど…」

知念「違う、契約して考えられる量じゃないの。

宏太とひか…おそらく濵ちゃんも勘づいてると思う」

中間「…この前の、夢」

高木「夢？」

独り言を聞かれた

中間「この前眠っとった時に声が聞こえたんや。

このままやと俺は人間でも妖でもない存在になるって。

もしかしたら…それかもしれん」

黙っておこう思ったけど…詰め寄られたら答えなアカン

知念「淳太、このまま『鍵』の修復を続けたら…淳太は人間じゃ無くなる」

中間「…もしかして、修復するなって言いたいん？」

二人は黙る

中間「俺は辞める気ないで。

…修復の力を生まれ持って最近使えるようになったんや。

呑まれたものたちを…解放してやらな」