妖欄綺鍵陸 (ページ19)

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弍百陸拾仇ページ19

サクマ「何…俺に文句でもあるの？」

　

怖い

雷を放たれそうで

けど、ここで怖がっておったらアカン

コウジ「…一回、作戦考え直さへん？

じゃないと皆を失ってしまいそうで怖いんや」

サクマくんは正気のない目で俺を見つめる

サクマ「じゃあ、どうやって『間の者』の『鍵』を壊せばいいの？

それを教えてよ」

コウジ「多分…サクマくん、詰めすぎなんやと思う。

確かに修復人は『鍵』治したら代償があるかもしれんけど…結束が強い状態で送り込んでも余計結束が強くなるだけ。

期間を開ければ結束は少しばかり弱まる…そこを突けばええんや」

今急いで考えたもの

これでサクマくんが納得してくれるか

するとサクマくんは二パッと笑った

サクマ「すごいじゃん、コウジ‼︎

そんな考え一回も出てこなかったよ…叩き続けて疲弊させればいいやって思ってた」

よかった…機嫌治った

そう思ったらサクマくんの元にラウが引き寄せられた

なんで…ラウが…

サクマ「じゃあ今度がコウジが行ってよ。

失敗したら…ラウの命はないからさ」

俺は目を見開いた

ラウを…人質に⁉︎