妖欄綺鍵陸 (ページ17)

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弍百陸拾漆ページ17

深澤「深澤辰哉、ふっかと呼んでね」

　

語尾にハートがつきそうな感じ

フッカこと、深澤辰哉

覚に呑まれていた人間

中間「なんか…キャラちゃうくないか？」

深澤「いや〜、呑まれていた間のことは知らないんだけどさ。

何、いかにもクールキャラって感じ？」

岩本「…迷惑キャラ」

深澤「どういうキャラだったんだよ〜」

なんか…調子狂うわ

深澤「…さて、おふざけもここにして。

俺が呑まれている間のこと、教えてくれない？」

急に真面目な顔になったふっか

高木「ここまで覚えてる、とかあるの？」

深澤「ないない。

俺が覚えているのって昔のことだからさ〜」

そうやな…

深澤「…でも、サクマなら覚えてるよ」

ふっかの言葉に全員が反応した

深澤「サクマ、雷獣で呑まれたものたちのリーダー格。

甘味好きで基本的に料理じゃなくて甘味を手掴みで食べている」

岩本「凄い奴だな…」

深澤「ぐらいかな〜。

まぁ、あとは…最近かなり機嫌が悪い」

機嫌が…悪い…

深澤「ここは俺の予想だけどさ。

最初は自分の思い通りに物事が進んでいたけどココ最近進まなくなってきたことに苛立ってるんじゃない？

…修復人を呑ませる目的をね」