妖欄綺鍵陸 (ページ14)

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弍百陸拾肆ページ14

ぎゅっと拳を握りしめたらフッカは痛そうな顔をした
　

神山「ただ、後戻りするのには条件がある。

『鍵』を治してもらう」

重岡「はぁ!?」

『鍵』を…そしたら俺はフッカがじゃなくなるってこと？

それどころじゃない

ぬらりひょん様に見つかったら…消されるかもしれない？

フッカ「待ってよ…俺、死にたくないよ？」

知念「殺すつもりなんてないよ。

確かにすべてが終わったら然るべき罰は与えるけどさ…人間たちも認めて呑まれているわけなんだから」

後ろからぬらりひょん様たちが姿を現した

修復人も…いる

フッカ「…殺さないわけ？

妖界トップのぬらりひょん様も落ちたね…!!」

挑発を仕掛けてみた

これで乗れば隙が生まれる

その間に逃げれば…

そう考えていたら背筋が凍ってきた

寒さによるものじゃない

…威圧感

その正体なんて丸わかりだ

知念「…僕が、落ちた？

どこをどう見たらそう捉えられるの…？」

ぬらりひょん様の…激怒

やべぇ…やりすぎた？

俺…『鍵』が治されても治されなくても…死ぬ運命決定？